風りんさんのレビュー一覧
投稿者:風りん
教養としての認知科学
2022/05/22 13:38
認知科学への招待
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認知科学の入門書。「知性」の科学についてベイズ推定、発達心理など多様なトピックとの繋がりに触れつつその体系を概観できる。
話の繋がりがわかりやすく工夫がされている他、ユーモアあふれる語り口で読みやすい。
興味のある人には是非読んでほしい。
生物多様性概論 自然のしくみと社会のとりくみ
2022/05/22 13:26
東大の指定教科書
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生物多様性の意義や、それに関わる生態学の理論・社会的な取り組み、いくつかの環境での実例の紹介などが詰まった教科書
ここまで色々入ってるのも珍しいですね。初学者には嬉しい。
葉桜の季節に君を想うということ
2022/05/22 11:45
本格ミステリ至高の一作
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大胆な伏線と、甘くも苦くもなくただただ余情に包まれる恋愛ミステリ。
にしても、この作者の前では、あらゆる先入観を捨てなければならないな…
迷路館の殺人 新装改訂版
2022/05/22 11:40
構成が見事
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島と本土の二部中継、過去と現在の二部中継、そんな仕掛け満載の館シリーズ、今回の館には「劇中作」。
閉ざされた館の中で、迷路のごとく入り組んだ仕掛けに翻弄されます。
あなたが行き着くのは正しい出口か、それとも仕組まれた行き止まりか?
衝撃の館シリーズ3作目
アヒルと鴨のコインロッカー
2022/05/22 11:31
見事
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謎を抱えつつクロスして進む「現在」と「二年前」の物語。
作中のユーモアに思わずクスリとしながら進んでいきます。
伊坂さんの時間構成の手腕は安定してますね♪
十角館の殺人 新装改訂版
2022/05/22 11:21
ミステリは「十角館以前」と「十角館以後」に分けられる
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みんな大好き新本格の原点にして頂点。
アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」を全体的に踏襲しつつも、圧巻で壮大なオリジナリティあふれるトリック!
「あの一行」にすべての読者が魅了された。
ゴールデンスランバー A MEMORY
2022/05/22 11:12
一風変わった伊坂作品
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少しリアルとは違う日本で起こった首相暗殺事件と、その犯人に仕立て上げられてしまったとある青年の物語。
期待通りの巧妙な伏線に、時空間を自在に操る構成が堪らない、至高のエンターテイメント小説です。
どちらかが彼女を殺した
2022/05/22 10:48
挑戦者求む
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加賀恭一郎シリーズ第四作です。
魅力はなんといっても、容疑者は2人だけ、且つ犯人が最後まで書かれていないというネタバレ厳禁な究極のフーダニット!
ミステリ好きな方、妥協は無いです。全力を尽くして犯人を当てに行ってみませんか?
翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
2022/05/22 10:33
異色の一作
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恐ろしいものを読んでしまった…。
デビュー作とは到底思えないレベルです。
皆さんは、ミステリに何を求めますか?天才的な名探偵?鮮やかな密室トリック?知的興奮を覚える華麗なる推理?
それらは果たして絶対的なものなのでしょうかね…。
経済学を味わう 東大1、2年生に大人気の授業
2022/05/22 13:23
教養程度に
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東大のオムニバス形式の講義を文字起こししたものに、次に読むべき本のガイドなどがついています。
高校生や、専攻が未決定の経済学部生にもおすすめ
科学史・科学哲学入門
2022/05/22 12:04
科学とは
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科学をやってると自然と出てくる科学の「前提」、科学そのものの意味に対する問いに向き合う一冊。
最後のほうは著者個人の信仰にかなり偏った話になってしまいますが、前半部分だけでも読む価値は十分にあると思います。
とにかく文章が上手いですね。読みやすく、引き込まれます。
レゾンデートル 存在理由
2022/05/22 11:55
デビュー作
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改訂を経ながら遂に文庫化した知念さんデビュー作。
ガンに侵され余命いくばもない主人公と連続殺人犯「ジャック」との関係を、視点を入れ替えながらテンポ良く描くサスペンスが巧妙でした。
叙述トリック短編集
2022/05/22 11:53
類を見ない一作
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存在自体がネタバレの叙述トリックを、予め知らせておく謎解き全振りの連作短編。
ですが予告されてるからといってトリックが見抜けるわけでもなく…。
どこまでも、気の抜けない作品でした…
仮面病棟
2022/05/22 10:45
やっぱり知念作品ではこれが一番
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知念さんの出世作。ここから追い始めた。
ラノベっぽくて敬遠してしまうという声も聞く知念作品だが、どれも念密に組まれた伏線やどんでん返しは本格ミステリに引けを取らない。
特にこの仮面病棟は特にまとまりがあって、よく筋が通っている印象。
最初の知念作品なら、これ。
実写映画もありますが、まずは原作から読むことを強くお勧めします。