くまをさんのレビュー一覧
投稿者：くまを
怪物
2023/06/24 22:46
映画鑑賞と合わせてどうぞ
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映画だけでは消化不良だったので読みました。
登場人物の心の動きがさらに深く理解できて、映画の余韻にずっと浸れます。
映画にはないシーンもあるし、演出が変わっているシーンもあるので、映画の前に読むのもいいかも。
寡黙な死骸みだらな弔い
2023/09/27 21:20
連作短編だからこそのおもしろさ！
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この短編集はぜひ順番通りに読み進めてください。
３話目くらいまでは普通に読める。そのあと話数が進むにつれて、指先が冷たくなったり襟足が何かに触れたような気がしたりする。どんどん小川洋子の世界に絡めとられていく感覚を味わえるでしょう。
食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは？
2023/08/10 15:03
大人の学び直しにもよい
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人生半ばの年齢になって恥ずかしながら知らないことばかりで、とても興味深く読みました。こういうことを義務教育の期間に体系的に学べるといいのにな。
ゆれる
2023/06/30 15:51
小説だけでも素晴らしい
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映画やドラマのノベライズって、説明過多なことが多くて好きではないのですが、さすが西川美和さん！こちらは「読む」ことに合わせた構成になっていて、文学作品として楽しめました。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 新装版 上
2023/06/25 13:24
街とその不確かな壁 と併せてどうぞ
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最新長編「街とその不確かな壁」を読んだ後に再読。
20年前に初めて読んだときはよくわからなかったことも、時間を経て読み直してみると理解できた。新作との対比ができるのも村上主義者としてはおもしろい体験。
街とその不確かな壁
2023/05/09 07:11
村上主義者も初めての人も楽しめる
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若い頃の作品と最近の作品が混ざり合ったような、、、今までの長編とは違う読後感。「自分の意識の中に降りていく」というテーマに変わりはないけれど、「マジックリアリズム」に馴染みのない村上春樹を初めて読む人にも読みやすい気がする。
次回作では、子供がいる主人公の話が読みたいな（騎士団長殺しのラストの衝撃！）
愛すべき娘たち （Ｊｅｔｓ ｃｏｍｉｃｓ）
2023/05/08 06:32
天才よしながふみの名作
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最近注目されてる韓国文学に通じるものがある。きっと誰もが自分と重ね合わせて胸に迫ってくるものがあるんじゃないか。母娘の関係にもやもやしてる人におすすめしたい（たぶん、多かれ少なかれ全員もやもやしてるよね）
私は母にいろんな行動を制限されていた10代〜20代前半に読みたかった。そしたら母は「完全な母」じゃないことが理解できて、もっと母に優しくできたかもしれない。
恋じゃねえから ３ （モーニング）
2023/07/29 15:05
渡辺ペコは信頼できる
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渡辺ペコさんの新刊が出たら、あらすじなどを確認せずに無条件で購入することにしている。登場人物全員の心の動きに、嘘がないから。
次巻からは主役2人以外の人生も描かれるみたいで、とても楽しみ！
柔らかな頰 下
2023/07/28 11:00
ミステリーのようでミステリーじゃない
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出版社が出してるあらすじに騙された笑。ただのミステリーじゃない。
読み進むうちに、行方不明の子供が見つからなくても誰が犯人でも、そこに興味はなくなってくる。
徹底的な救いのなさ、冷たさにやりきれなくなるけど、人間の姿をどこまでも誠実に見せてくれるから、桐野作品は信用できる。
自律神経を整えて免疫力を上げるヨガ 音を聞きながら横になるだけ
2023/07/22 07:04
初心者向けでわかりやすい
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ヨガニードラという「体は寝てるのに意識は目覚めてる」状態になる方法を教えてくれる本です。マインドフルネスのような瞑想法の一瞬で、すっと入眠できるようになるとか。
なので、ヨガのポーズを学びたい人には不向きです。
音声ガイドが付いてるので、初心者にできました。まだ途中で寝落ちすることが多いですが、リラックス効果は実感しています。
Ｉ’ｍ ｓｏｒｒｙ，ｍａｍａ
2023/06/30 15:57
癖になる桐野作品
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桐野夏生作品の初心者ですが、その世界に一気に引き込まれてしまい、桐野作品を続けて読んでます。
一度読み出したら止まらなくなるので、これくらいのページ数のが読みやすいかも。
木になった亜沙
2023/06/25 13:18
唯一無二の作家
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こちらあみ子以来、魅力されている作家。昔は「不思議ちゃん」とイジメられ、今は「発達障害」と認知されるような人が主人公。「こんな人もいるって理解して！」とか社会的なメッセージではなく、淡々と描かれる出来事。
長靴下のピッピのような、児童文学に近い普遍性で、これから先ずっと読まれる作家だと思う。
短編〜中編が多いけど、いつか大長編も読みたい。
閉店時間
2023/04/23 06:43
昭和の百貨店物語
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舞台は高度経済成長期？で現在とは時代背景が違いますが、百貨店に勤務した経験のある方なら「あるある！」と共感できるエピソードがたくさん出てきて楽しめます。
主人公3人が幸せを掴んだようでいて、うっすら暗雲がかかったラストは、さすが有吉先生！
だから荒野
2023/09/27 21:12
登場人物全員嫌い
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主人公も、その夫と息子も、主人公が関わる人たちも、全員嫌な人。こんな人たちと関わりたくない。人に嫌な思いをさせてないか自分の言動を見直したくらい。
でも最後、嫌な人がちょっとだけいい人になって、ハッピーエンドなんだよな〜。もっと救いのないラストが読みたかった。
自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体
2023/09/27 05:59
ドラマではじめて知りました
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調査報道にかかる途方もない年月と労力を知り（しかも報道できる確約はない）、頭が下がります。
首相はじめ政治家は公にはその存在を認めていないが、確かに別班は存在するのでしょう。それが今回視聴率の高い枠でドラマ化されたのは、政府や自衛隊からの圧力がなかったということ？別班を国を守るヒーローとして印象付けることで、シビリアンコントロールなどの大事な問題から国民の目を逸らそうとしている？ いろいろと怖くなります。
