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  3. 濱本 昇さんのレビュー一覧

濱本 昇さんのレビュー一覧

投稿者:濱本 昇

219 件中 1 件~ 15 件を表示
監視社会

監視社会

2003/05/16 05:45

監視社会

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

言葉とは面白いものである。「情報化社会」と「監視社会」この二つの言葉を聞いてどういう感じを持つであろうか? おそらく「情報化社会」は肯定的なイメージ、「監視社会」は否定的なイメージを持つのではないだろうか? しかし、この二つの言葉は、同じ事柄の裏表なのである。本書は、その事を具体的に記述していた。決して分かり易い内容では無かったが、なんとなくイメージは掴めた。
 安全と利便性の為に、個人情報は益々、ある機関によって収集され利用される。それは、すなわち「監視社会」の入り口なのである。当然の引用であるが、ジョージ・オーウェルの「1984年」が登場した。私は、本書は持っているものの読んではいない。これは、「監視社会」の否定的な結末の最たるものを記述したものであると思う。著者の言っている「監視社会」は、決してこういう事を言っているのではなかった。
 身近に「監視」を感じる事もあるため、興味を持ち、本書を手にしたが、今一内容が掴めず、退屈な読書であった。

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断絶への航海 新装版

断絶への航海 新装版

2005/10/05 18:16

解説で内容の面白さを知る

14人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

完読に3ケ月掛かった。評論を読む事が多い私だが、たまには、小説も読みたくなり、小説ならば、SFだなという事で書店で目に入った文庫本を購入した。かなり、分厚い本で、読み応えに期待したのだが、内容は、ほとんど分からなかった。途中からは、字面を追っていただけのような気がする。やっぱりSFは、アーサー・C・クラークが最高である。彼の作品で退屈をした覚えが無い。本書の内容は、解説を読んで初めて理解出来た。地球人がある惑星に移住し、その惑星で繁殖、人口を増やす。その後、大規模な宇宙船で大量の地球人を送り込むが、その時は、その惑星の住人の生活、思考等は、地球人のそれとは、全く違うものに進化していたという話しだったそうである。その概要を知ると、面白そうだと思い、読み直そうかとも思ったが、止めにした。その惑星では、貨幣は意味を為さないものになっているという。私の理想の社会である、お金の無い社会がこの小説には描かれていたのである。理解出来なかったのが残念に思った。本書を読み終えて、小説はもういい、また論評の読書に戻ろうと思った次第である。次に読む小説もやっぱりSFになると思うが、もう少し分かり易いものを選ぼうと思う。

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インド思想史

インド思想史

2005/12/26 03:51

インド思想概論

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は、私が興味を抱く多くの思想の内の一つ、インド思想を纏めた一冊である。本書を読み終えて、以前から思っている、「思想を読むなら原書訳から学べ」という私の主観が、当てはまった。インド思想は、主に中村元氏の仏典原書訳を中心に読んできたが、本書は、概論的内容になっている為に、心に深く感じるところは、少なかった。本書は、インド思想の中心を為す、ヴェーダ、ブラーフナ、ウパニシヤット、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、バガヴァット・ギーター、古典サーンキア、古典ヨーガを中心に述べられていたが、やはり仏教に関する記述が、一番頭に入った。本書を読み終えて、現代ヒンズー教の教えと古代インド思想の関連について述べられていなかったのは、多いに不満が残るところである。
 本書は、インド思想入門の書として優れているが、一つの思想を吸収しようと思って読むと不満が残る書と言える。

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政治学を問いなおす

政治学を問いなおす

2008/03/26 05:31

わざと難解に記述した書

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「難しいことを難しく、簡単なことを難しく説明するのは、易しいが、難しいことを易しく説明するのは難しい」と物の本で読んだ覚えがある。本書は、難しい事を難しく説明したもので、楽しく読めたとは言えない。著者自身も言っている。学問を極める事は、一般的に楽しいものであるが、政治学という学問は、楽しさは感じないと。外に向かって、本書のように研究の成果を論述する姿勢では、学問を極めるのに楽しさを感じるとは、思えない。
哲学書等は、性格上、難しい事を難しく論述せざるを得ないと思うが、政治と言う俗物的問題を此れほど難解に論述する事に何の意味があるのか?私は、疑問を感じた。
読み終えて、少し、がっかりした読書であった。

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ガリア戦記 改版

ガリア戦記 改版

2007/05/05 03:15

紀元前の文章

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ガリアとは、現在のフランス方面の地名である。古代ローマ帝国の皇帝カエサル(シーザー)がガリアへ遠征した事を彼自身が残した戦記である。紀元前58年〜52年に渡る6年間の記録である。シーザー自身の文章に興味を持って読んだが、何を言っているのか、さっぱり分からなかった。ガリア地方の風習や戦争の記載を期待したが、結局、それらを読み取る事が出来なかった。
まぁ、紀元前の文章を読めたというだけであった。

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君主論

君主論

2003/05/31 17:28

本当の君主とは?

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

君主制という前近代的政治体制においても、ある一つの理想政治が描かれていると思い本書を手にした。しかし、政治的思想は良く読みきれなかった。私の読解力のなさの所以か? 本書がそれだけ難解なのか?
 本書は、全26章から構成されていたが、その中で一番私の心を引きつけたのは、第17章「冷酷と慈悲について。また恐れられるよりも慕われるほうが良いか、それとも逆か」である。本章においてマキャベリは、君主としては慕われるよりも恐れられるべきである、と結論付けている。すなわち人間というもの慕うとは自分の都合の良い時だけであるが、恐れは、自分の都合に関係無く従うというのである。冷たいように感じるかも知れないが、マキャベリは人間という動物の本性を鋭く見ぬいているように思う。
 また26章において、「神が何から何まで手を下そうとされないのは、私達から自由意思を、また私達に属する栄光の部分を奪わないためである」と述べている。私の思うところと一致する思慮深い考えだと思う。
 本書を読んで、全て理解出来たとは言えないが、古代からの名書を読めた事で満足している。
 付け足して言及すれば、本書の半分は、訳注に当てられていた。私は、これを読まなかった為に充分な理解が出来なかったものと判断するが、それだけ本書が難解であるという証拠であろう。

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ニュー・アトランティス

ニュー・アトランティス

2004/05/10 05:37

中途半端すぎるぞ!!!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ベーコンの初めて手にした書である。「哲学書」と思って購入したが、寓話であり、未完成のものであった。中国、日本に出航した船が難破する。そしてたどり着いた孤島が、理想の国「ベンサムの国」であった。そこでは、異邦人は快く迎えられ、厚く待遇される。そして、その国のシステムを説明する形でベーコンの理想の国家を説明しようとしているが、学問に関する「ソロモンの家」の記述で未完となっており、その政治システム、経済システム、法律、司法等私が知りたい事は何も書かれていなかった。ちょっと、残念という感じである。
本書は、北海道ツーリングを終え、帰りのフェリーの中で2日で読み終えた。
暇つぶしには、良かったかなという感じである。

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正義論/自由論 寛容の時代へ

正義論/自由論 寛容の時代へ

2003/05/31 17:33

自由

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

書名に引かれて手にした書である。私の敬愛する言葉の二つが含まれている。本書は、著者の主張というより、ロック及び主にロールズの考えの概説本であった。本書でロールズという人物及びその主張を初めて知ったがなかなか思慮深いものと感じた。
 ロールズは、正義及び自由を考える時に仮定を設ける。すなわち「無知のヴェール」である。これは、「誰も社会の内で自分がどの位置にあるか知らない。彼の階級も、彼の社会的身分も、また彼が、生来の資産と能力、知能、体力といったものの配剤にあずかる運を持ったかも知らない。さらに仮定するなら、彼は、自分がいだいている善の概念がなんであるかを知らず、自分に固有な心理的傾向がなんであるかも知らない」。正義の原理は、この無知のヴェールの陰で選択されるという。すなわち、この仮定に置かれた者は、必然的に公的な善を行うというのである。自らを空しうすることを前提にすれば正義は行われると常日頃考えていたが、これと一致する仮定だと納得した。
 この他、同性愛等の性的志向、エホバの証人、オウム心理教、モルモン教等を例に挙げ、本当の自由と何かを説明していた。
 本書を読んで、ジョン・ロールズの「正義論」、ロックの「自由論」を手にしたくなった。

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経済学・哲学草稿

経済学・哲学草稿

2004/08/15 16:50

いや〜、分からんかった

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

マルクスの初めて読んだ著作である。第四草稿「ヘーゲル『精神現象学』最終章についてのノート」を残して中断してしまった。読んでいて私の読解能力を超え、何が書いているかが全く分からなかったからである。こういう文章を読むのは、苦痛であるが、ところどころ自分が理解出来る文章に出会うと嬉しい気持ちもあり、ここまで読み続けた。さて、本書は何を書いていたのだろう。全く分からなかったというのが素直な感想である。マルクスと言えば共産主義であるが、それを連想させるような文章も見当たらなかった。
難解な書は、時々出会うが、自己満足の為に苦労して読んでいる感じだ。

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ブッダ神々との対話

ブッダ神々との対話

2006/04/21 04:53

原始仏典から教えを読み解く

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は、2003年8月に読んだ「ブッダ・悪魔との対話」の前半部分に相当する書である。これで、原始仏典「サンユッタ・ニカーヤ」全文を読んだ事になる。本書は、神々が、ブッダに問い掛け、それにブッダが答えるという形式で構成されている。その問答を読み終えて、仏教においては、唯一神のユダヤ、キリスト、イスラム教的な神の捕らえ方では無く、ブッダという人間の方が上とでも言いたいような構成であった。
 神は、ブッダに問いかける。「子ほど可愛いいものは存在しない」。ブッダは、答える。「自己ほど可愛いいものは存在しない」。私は、ブッダの言葉の方が真実だと思う。我々は、「誰々の為に」と良く口にする。しかし、これの真実は、「自己が気持ち良くなる為に」なのである。この事を正しく理解出来た人は、間違った幸福感でなく、真実の幸福感を実感出来ると思う。
 神は、ブッダに問いかける。「この世で、人にとって最上の財は、何であるか?」
ブッダは答える。「信は、この世において人の最高の財である。徳を良く実行したならば、幸せをもたらす。真実は、実に諸々の飲料のうちでも優れて甘美なるものである。明かな知慧によって生きる人を、最上の生活と呼ぶ」。神の漠然とした問い掛けに明確に自信を持って答えるブッダの言葉に人間として優越感を覚える。
 また、ブッダは言ってる。「自分よりも愛しいものは居ない。だから、自己を愛する人は、他人を害してはならない。」正しく真理の言葉である。自己を大切にする人は、自ずと他人をも大切に出来る。他人を大切にしてこそ、自己を大切にしているという事である。但し、表面的な意味で「他人を大切にする。」を勘違いしてはならない。本当の意味で他人に何をすれば、その人の為になるか?それを理解出来なければ、他人を大切に出来る事など無いのである。
 中村元氏は、原始仏典を直接邦訳してくれて、中国伝来の仏教から生まれた「お経」と一線を引いて、仏教の理解を深めさせてくれる。私は、中村氏の訳本で仏教を会得していると理解している。

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帝国主義

帝国主義

2005/12/04 02:35

社会主義革命の必然性

14人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ロシア社会主義革命とその後のソビエト連邦の成立は、20世紀における人類史的に壮大な大実験であったと思う。その思想の根拠が、マルクスにあるとしたら、本書は、その実践のトリガーとしての役割を果たしていると思う。何故、必然的に社会主義革命が起こるのか?資本主義の行きつくところは、帝国主義であり、その矛盾を解消させる為に必然的に社会主義革命は、起こり得ると本書は、解説している。未成熟の協調を知らない資本主義の基では、この思想も理解出来る。帝国主義とは、何か?それは、資本主義の最終段階では、必然的に「独占」に走る結果となる。これを帝国主義と呼んでいる。では、「独占」とは何か?労働力、資本、国家的野望に基づく領土(植民地)等、全てが「独占」の対象である。この結果引き起こされるのが戦争である。この象徴が、第一次世界対戦であり、更に悪化した結果生じたのが、第二次世界大戦である。では、社会主義革命は、全ての矛盾を解消する最終的手段であったか?そうとも言えないであろう。ソビエト連邦成立後の中国との不和、冷戦等、様々な矛盾が世界史を駆け巡る。何故、ソビエト連邦は崩壊したのか?私には、大きな疑問であるが、一説には、アメリカの軍事的攻勢にソビエトが軍備費用の経済的圧迫に耐えかねた事が挙げられている。現在のアメリカ中心のグローバルな資本主義、これが帝国主義と言えるのかどうかは、議論のあるところではあるが、「独占」というテーマから垣間見た時、隠れた帝国主義と言えるのではないか?ODAによる隠れた途上国支配、これは、合法的な植民地支配である。マルクスを中心とする社会主義革命の思想、現在これは過去のものとなっているが、私は、現在の資本主義が完全なものとは思っていない。近い将来、いづれにしても、この思想が資本主義に影響を与える時が再びやってくると思っている。
社会主義革命の思想自体は、私は優れた人類の遺産だと思っているが、社会主義国家の共産党による一党支配、官僚による国家支配という姿勢は、間違っていると思う。この矛盾を打ち破り、本来のマルクスの意図した国家の実現に現在一番近い国家は、現在中国であると思う。21世紀、社会主義の基で、資本主義経済を受け入れた世界に特異な、この中国の発展ぶりに注目して行きたいと思っている。

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社会契約論

社会契約論

2005/11/12 06:02

社会契約=政治論

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、あのフランス革命の思想的礎となった書である。社会のあり方、言いかえれば、政治体制のあり方について述べている。
民主制について、著者は、「地理的な状況と住民たちの気質とから生じる諸関係によって、修正されねばならない。」と述べている。現在が、グローバリズムの名の元に、西欧型民主制を世界中に押しつけようとしているアメリカの姿を暗に否定してるように思える。民主制は、普遍的な政治体制とは思うが、その土地の歴史と国民性を重視した時、自ずとその国にあった民主制が根付くものと思う。
政治一般の章において、普遍的な事実を述べている。すなわち、「どんな自由な行為にも、それを生み出す為に協力する二つの原因がある。一つは精神的原因。一つは、物理的原因である。」すなわち、進もうとする意志とその意志を実現する手段である。仕事でも遊びでも、この二つの要因が協力し合わねば、絶対に実現しない。しかし、意識として、それを認識している人は、少ない。
「行政官が多ければ多いほど、それだけ政府は弱くなる。」我が国の国会議員の多さは、この事を証明しているのでは無いか?
本書により、政治家を選ぶのに「選挙」という手段だけでなく、「抽選」という手段もある事を知った。著者は、その利点を強調してもいる。政治を「抽選」でやるというのは、私は、面白いと思う。絶対に実現しないだろうが、裁判官制度には、この方法を取っている国は、少なくない。自分も政治を行なえると国民が自覚した時には、政治への関心が高まり、より良い社会が出来るのではないか?
本書は、「社会契約の起こる道筋」「立法」「政治の形態」「国家体制をかためる方法」とから構成され、理想的な政治論と言える。やや、難しいところもあったが、日本の現状と対比させながら読み進むと面白かった。

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自由論

自由論

2006/02/06 04:06

自由は、他人を権利を守って初めて自由

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 初めて読んだJ・S・ミルの作品である。
「自由」とは、人類普遍の権利である、と私は思う。哲学者は、この「自由」をどのように表現するのか?とても興味があり、本書を手にした。はっきり言って、私の読解力では、良く分からなかった。本書が書かれた19世紀、既にフランス革命は終わり、アメリカ独立戦争の時代である。人類は、この「自由」を獲得する為に、多くの血を流してきた。いや、今現在でも多くの血が流れている。「自由」をテーマにした映画は、沢山あるが、いずれも素晴らしいものばかりである。特に「ブレイブハート」そのストレートな描き方に見る度に号泣するのである。
 本書で「自由」を定義している。「自由の名に値する唯一の自由は、われわれが他人の幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人の努力を阻害しようとしないかぎり、我々は自分自身の方法において追求する自由である。」すなわち、人の自由を奪わない限りにおいて、自由の追求は、各人の自由であるということである。各人に取って、「自由」の捕らえ方は、違うと言う事らしい。
 私の考える自由を紹介しよう。それは、自分の深層心理に素直に耳を傾け、それが心の壁(面子や社会的常識等の無意識の心の壁)に障害される事無く、ストレートに言動に表現される事である。この定義は、私の考える「幸福」と一致する。すなわち、「自由」=「幸福」の等式が成り立つと私は、思うのである。
 本書の内容をあまり理解出来なかった為、持論を展開する書評となったが、19世紀の啓蒙書を読めて満足している。

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ナショナリズムの克服

ナショナリズムの克服

2005/03/17 03:31

ナショナリズムの無益さ

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ナショナリズムと言えば、国粋主義に繋がる言葉という風に思われるが、本書を読んで正にそういう考えが、バカバカしいものかを知った。姜氏は、「朝まで生テレビ」でもお馴染みの在日2世、森氏は、本書で初めて知ったが、オーストラリア在住の日本人でまったく自由に生活している自由人である。この二人の対談という形で本書は構成されている。姜氏は、在日2世という立場から、日本の又は、世界のナショナリズムについて述べ、森氏は日本人的自由人という立場から述べられている。在日の問題、日本の閉鎖性の問題等、初めて知る知見も多く、楽しく読めた。

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ポアンカレ予想 世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者

ポアンカレ予想 世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者

2008/02/28 03:53

数学的歴史書

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

21世紀初頭、100年間解けなかった数学上の難問「ポアンカレ予想」が証明された。証明した人物は、ロシア人数学者のベリルマンであった。当然のようにフィールズ賞が彼に贈られる事になる。しかし、彼は受賞を固辞し、そのまま身を隠してしまった。本書は、世の数学者がポアンカレ予想に挑み、敗れ去った数学的歴史物語であった。ベリルマンに至るまで、この難問に取り組んで来た数々の数学者の知の歴史の厚い事を本書で初めて知ったし、トポロジーという数学的思想が世に出た意義等、非常に専門的な事柄を、分かったような気持ちにさせてくれる意味で面白かったと思う。ただ、ベルリマンがポアンカレ予想を証明した、その内容の説明等、私が一番知りたかった事に言及されていなかった事が少し残念であった。
本書は、数学的歴史書としては、面白い書であった。

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