あいあいあいこさんのレビュー一覧
投稿者:あいあいあいこ
黒の皇帝と無垢な花嫁
2016/04/23 18:30
小さなものが好き
20人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
小さなものが好きなヒーロー。皇帝までのぼりつめて、王女を花嫁に迎えます。不器用でうまく表現のできないヒーローがなかなかです。王女もお人形のようで、最初は嫁ぎ先の貴族令嬢たちに意地悪をされたりと、散々ですが、ねっからの愛らしいひとなんだな・・と思われる描写が多く、楽しく読みました。
影の花嫁
2013/10/24 20:08
影の花嫁は・・・
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
理不尽にはじまり、次第に明らかになる背景。影の花嫁という、なんとも”陰”のある題名で、主人公はその運命に翻弄されます。ですが、倫理観がしっかりしているので、そこから光明が。花嫁に心を奪われていく、特異な育ち方をしたヒーローの心情が描かれ、読後感はよかったです。
夏の嵐 英国紳士の激情
2015/10/31 20:31
さわやかなイラスト
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
英国紳士の激情とありますが、イラストがさわやか。
ストーリーはしっかりしていて、家族構成や兄の仕事のこと、パートーナーに妹と話さない理由がわからず、知りたくて読み急ぎました。
途中、激情の意味がわかりました・・ヒロインかわいそうだった・・独白が切なくて。どうなる?このあと?と一気に読みました。乙女系ですが、しっかりしたストーリーで楽しめました。
皇帝陛下と極甘新婚生活
2016/11/12 20:40
甘々だけではありません。
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タイトルから甘々ばかりのようですが’、違いました!心に深い傷を負ったヒロインです。嫁ぎ先に刃をもって向かうように命令されるなんて・・見張りまでつけられています。いまでいうところのDVをずっと受けていた心の傷。それを、ヒーローが少しづつ、そして真実を知ってからは無理強いしないでヒロインに考えさせてます。甘々なシーンもありますが、お話の骨子がしっかりしていました、面白かったです。
アンティークスタイルのちいさなレース編み
2012/04/05 08:16
アンティークスタイルはよくわからないけど
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タイトルのアンティークスタイルといういみはよくわかりませんが、”つけ衿”は、アンティークのように感じました。レース編みもしますが、新しい・古いという観点から見たことがありません。ただ、これまで”つけ衿”はみかけませんでした。小さな作品が多いので、ちょっと編むのにいいな、と思いました。使われている糸はDMC。レース糸といえば、オリムパス、ダルマしか使ったことがないので、”知る人ぞ知る”レース糸かも。折角ですからこの機会に触れてみたいと思います。巻末に編み目記号や編み方の解説が載っています。ちょっと小さめ?のサイズ・文字です。以前にレース編みをしていたけれど・・・という方がターゲット?新しくはじめたい人に紹介しているという感じは受けませんでした。小作品の楽しさは、すぐ完成するという達成感も魅力のひとつだと思います。ちょうどかぎ針編みへの関心が高まっているとき、レース編みも基本はいっしょです、楽しむ人が増えるといいな、と思っています。一人でも多くの方に手にしていただけることを願いながら。
惚れ薬に含まれる恋と媚薬の誘惑について
2016/05/22 05:06
一目惚れ?
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
なんとも不思議な展開。美しくて引く手もあまたなヒロインが初恋?一目惚れ?の貴族の三男に恋をしてどうしても気をひきたくて妹が送ってくれた惚れ薬を使うという・・なんとも奇抜です。
一番わからないのがヒーローの気持ち。好き?嫌い?わかりにくいし、そもそも惚れ薬はあったのかしら?となんともいえない面白さがありました。
軍師の飽くなき渇愛
2016/04/23 18:47
人を見る目は必要です
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
王女ながら軍を率いる“赤の軍将”ラクチェ。敵軍の罠に嵌められ逃げるラクチェを助けたのは戦場で策を競わせていた敵軍の軍師レクターです。いわゆる戦術師としてお互いに競っていたわけですから、驚きです。その間レクターはラクチェの体を求めて・・。
ラクチェは無事自国にもどります。
その後、両国は和平交渉にはいります。当然のように婚姻関係をもつことが最善の策となり、ラクチェの婿にと第二、第三の王子をとすすめます。
ですが、ラクチェは、評価の低いレクターをと望みます。
レクターは策を弄しているのか、はっきりとした意図を伝えず、ラクチェが求める形になります。う~ん、作戦なのかもしれないけど、何とか言ってもいいんじゃない?と思ってしまいます。
レクターは自国ではかなりひどい立場というか、扱われ方をしています。
もう少しはっきりと意思表示してよ・・と思いつつ、読みきりました。ラストがいいです。
すっきりします。
恋闇 淫らに触れる指先
2015/08/09 06:19
ストーリー展開がしっかりと。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
乙女系レーベルです。官能的なシーンやイラストが随所に。
恋闇のヒロインは親戚に虐げられ、従兄弟には貞操を奪われそうな危機に直面していました。そこから逃れたいと願っていたところに伯母からの命令?で目の見えない人の世話をすることに。
それは、従姉妹の名を使って名誉の回復をはかるための身代わり。それが愛の始まりとも知らずに。
とてもしっかりとしたストーリーです。しかも、ヒーローはヒロインに努力することを伝え、ヒロインはヒーローを闇から解放しようと・・・。
甘いばかりではなく、自分の未来を切り開く姿はいいです。
ストーリーがしっかりして面白いと、ロマンス小説のようだと感じました。
誘惑と情熱のゲーム
2015/03/20 07:04
珍しいヒロインでした
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
珍しいヒロインでした。あらすじで読んではいましたが、カードゲームをしています。別にそれだけならいいのですが、叔父が裏から操って”かも”を探して”巻き上げる?”生活をしてるのです・・。ある一定のお金を稼いだら、今度は一生困らないようにお金持ちの相手と結婚させようと画策しています。どうしてそんな叔父についているのか?と思うところに、英雄扱いされているけれど”お金がない”ヒーローがヒロインに興味を持ちます。ヒロインのゲームのやり方を見破り何かあると思いながらも惹かれる気持ちが丁寧に描かれています。また、世話になっている伯爵の妻からベットの相手として求められいることに苦痛を感じている気持ちも珍しい。この時代だと常識の範囲だったような印象があるので。ヒーローはヒロインを救える?わくわくしながら読みました。ヒストリカルの主人公にしては異色だと思いました。
純白の朝はきらめいて
2012/04/11 12:51
ヒストリカル・ロマンス・・・心の残る1作です・・1話完結の4作目
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
リサ・クレイパスのハサウェイシリーズの4作目。ヒーローは、1作目で、心優しいがゆえに身も心もずたずたな状態で登場したハサウェイ家の長男・レオ。ヒロインは、社交界にデビューする女性陣のために雇われたレオの宿敵?家庭教師のキャサリンです。
2人の交わす舌戦はスパイスのような役割をはたしています。美しさを隠していたキャサリンの秘密が徐々に明らかになるにつれてレオとの関係に変化が。というより、レオに変化が。社交界に馴染めなさそうな個性あふれる面々、今回はレオの妹と前作で結ばれたハリーも大活躍。ハリーは実は・・という展開なのですが、とにかく個性光るハサウェイ家。兄弟姉妹がひとりづつヒーローとヒロインになる一話完結なので、この1冊から読み始めても十分楽しめるヒストリカルのラブストーリーです。
リサ・クレイパスの著書はほとんど読んでいますが、ハサウェイシリーズは壁の花シリーズのスピンオフ。壁の花のファンでしたので、壁の花のヒーローやヒロインが出てこないかな、と思いながら読んでいます。ヒストリカル・ロマンスは・・日本の時代小説にあたるのでしょうか。時代背景なども面白く、話の展開も心の葛藤も、丁寧にえがかれていて、先を読みたくなるストーリー展開。この本を読んで、おもしろいな、と思われたら、是非シリーズ第1作”夜色の愛に包まれて”からお読みいただければと思います。
そして、もし、ハサウェイシリーズを全部お読みになられたら、壁の花シリーズの方も。1作でヒーローになるキャムは、壁の花シリーズでも活躍しています。不思議な魅力を秘めた存在です。リサ・クレイパスの作品はコンテンポラリーもあり、その才能の豊かさに惹かれます。翻訳なので本書が発売されてから日本での発売までに時間がかかりますが、これからも活躍を楽しみに待っている作家さんのひとりです。
そでつけなしかぎ針編みのデイリーウエア
2012/03/25 07:12
そでつけなしは、簡単?
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ニットの中で一番神経を使うのが、とじ、はぎ、などの仕上げです。編むのは手が慣れればそれなりに安定します。肩はぎ、脇のとじ、そして袖つけは、それまで編んだものを台無しにしてしまうかもしれない、という思いがよぎります。また、袖は唯一アイロンをかけられる状態は身頃につけるまえだけ。あとは、とじ付けた状態でしかアイロンをかけられません。丁寧な仕上げのためには欠かせない作業。そうしたすべての解消が袖付けがない、です。この本はそういった意味もあって興味がありました。作品はまっすぐ編むというもの、それから円のようにあむもの、袖のないもの(キャミタイプ)、ストールさまざまです。丸ヨークなどの作品は、少し高度でしょうか。巻末には丁寧な説明がついていました。まっすぐ編むタイプなどは編み物を始めたばかりの方にも。かぎ針で編むタイプははじめてだったので、とても新鮮でした。袖付けがない分、テクニックのいるような作品にチャレンジするのも、楽しそうです。
夜伽の苺は男装中 皇太子の内憂白書
2016/05/22 05:02
愛らしさと・・
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
愛らしいヒロインがよかったです。素直でよく働き、身分など気にすることなく。心の屈折した悪者のためにその近辺では女性として育てることができないなんて・・と憤りを感じながらも、よく素直にすくすくと育ったものだとヒロインの家族の愛を感じました。面白かったです。
侯爵に買われた人形花嫁
2015/08/09 06:30
愛を信じられたとき
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
愛を信じられないヒーローが選んだ花嫁は、いうことをきくだけの、人形のような花嫁。
のはずでしたが、ヒロインは違いました。
愛のアル結婚を望み、自分の結婚をなんとかそういうものにしたいと努力します。
あざ笑うように、義母が醜悪な面をみせ、ヒロインを悲しみの底につきおとしさらにヒーローの過去がおいうちをかけます。
過去を現在のどちらにも希望がもてそうもなく。
そして決定的なことが!と展開が面白く、次を知りたくて一気に読んでしまいました。
面白かったです。
美しいかぎ針編 春夏20 軽やかに上品な着こなしを楽しむ
2012/02/28 14:15
春の装い・・かぎ針編みの美しさ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
オリンパスの糸を使用したかぎ針編み作品の本です。優雅な模様の作品、大人の日常着、フェミニンな作品、4点のクロッシェ帽子の4区分に分かれて作品がそれぞれ載っています。優雅な模様を楽しむ作品は、奇抜というと語弊がありますが、かなり着こなしも難しそうな作品が多いです。中には下に着ているもののアクセントのような、スケ感たっぷりの作品も。ロングベスト、カーディガンなどの日常着は、編み方は簡単な方にはいるかと思います。特別な日のフェミニンな作品は表紙のチュニックをはじめ、ボレロなど可愛らしい作品があります。クロッシェ帽子は春の日ざしよけとファッションのアクセントになりそうな作品です。
編み方の説明は、各作品の編み方説明の中にポイントとして記載されています。巻末・巻頭にはありません。そのため、見たいポイントがあるときは、案内ページをみてから、記載ページを見に行く形です。案内ページは、総ページ113ページの中の中央あたり、51ページ下方にあります。
使いやすさという点から見ると、あまりよいとはいえないように思います。見易さを優先するなら巻頭か巻末にあったほうがよいと感じました。
総合して考えると、やはり基礎は編める方をメインに考えられた本のように思います。最初の頃はそういったことがわからなかったので、素敵だと思った本に飛びついて苦労しました。編み方の分からない箇所が多すぎて、それでも基礎本を抱えながら何とか編もうと編み図と格闘。その経験から、こういった編み物本には、簡単な指標が載っているとよいと思っています。(レベル表示のようなもの)
この作品集でチュニックとボレロは編みたいと思っています。
ストールなども、可愛いのがありました。見るだけでも楽しい1冊です。
sweetsのあみぐるみ 既刊掲載人気作品集
2012/02/10 21:21
厳選された作品だから
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
既刊本から人気の作品を厳選し、再編集されています。プチブティックシリーズは、手に取りやすい大きさ、価格です。既刊本を手にして、全部がスィーツのあみぐるみだと・・・と躊躇された方にもおすすめできます。ストラップ、ポーチ、工夫次第で楽しめるかわいいスィーツたち。巻末には編み方のテクニックガイドがついています。指定糸も記載されているので、初めての方も心配なく編めます。プチブティックシリーズは、きっかけ本のような感じです。もっとたくさん編みたい!という方はブティックシリーズで探しても。編み物を始めたい方、編み物が大好きな方、いろいろな方に楽しんでいただける編みぐるみ本だと思います。