アコンカグア
表示
アコンカグア | |
---|---|
アコンカグア(2004年11月撮影) | |
標高 | 6960.8 m |
所在地 | アルゼンチン メンドーサ |
位置 | 南緯32度39分20秒 西経70度00分57秒 / 南緯32.65556度 西経70.01583度座標: 南緯32度39分20秒 西経70度00分57秒 / 南緯32.65556度 西経70.01583度 |
山系 | アンデス山脈 |
初登頂 | マティアス・ツールブリッゲン(スイス) |
プロジェクト 山 |
アコンカグア(Aconcagua)は、アンデス山脈にある南米最高峰の山である。標高6960.8 m[1][2]。またアジア州以外、南半球での最高峰でもある。アルゼンチンとチリとの国境付近のアルゼンチン側にある。
初登頂は、1897年1月14日、スイス人ガイドのマティアス・ツールブリッゲンによるものである。日本人の初登頂は1953年1月26日、早稲田大学遠征隊によるもの。
登頂ルート
[編集]- 北西面ルート(ノーマルルート)
- 北東面ルート(ポーランドルート)
- 南壁ルート
毎年3500人以上が入山する。およそ80 %がノーマルルートを登り、15 %がポーランド・トラバースルート(北東面から途中でノーマルルートに移る)を登る[3]。この2つのルートは氷壁登攀等の高度な登山技術が必要とされないため、難易度は低いとされている。ただし高度順応が上手くいかなかったり、ビエント・ブランコ(白い嵐)と呼ばれるアンデス地方特有の悪天候に見舞われると行動困難に陥るため、実際の登頂成功率は入山者の3割ほどとされている。
南壁を登るルートは技術的に難しい。
登頂歴
[編集]- 1897年1月14日 - (世界初登頂)マティアス・ツールブリッゲン(スイス)
- 1951年12月31日 ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(ドイツ)
- 1953年1月26日 - (日本人初登頂)早稲田大学遠征隊
- 1967年 - (南壁フランスルート第二登)日本山岳会東海支部アンデス学術遠征隊隊
- 1968年 植村直己 [4]
- 1981年(南壁フランスルート冬期単独初登頂)長谷川恒男
- 1988年 (登頂後マウンテンバイクによる滑降)九里徳泰
- 2007年11月26日 - (87歳での史上最高齢登頂)スコット・ルイス
- 2013年12月24日 - (9歳での史上最年少登頂)タイラー・アームストロング(アメリカ合衆国)[5]。14歳未満での登頂は認められていないが、アルゼンチン当局と交渉して特別に許可を得ている[5]。
- 2015年2月19日 - (最速登頂)カール・エグロフ 標高2850 mのオルコネスから7時間55分で登頂、往復11時間52分[6][7]
- 2016年2月21日 - 肘先、膝先のない先天性四肢欠損症の総合格闘家カイル・メイナードが義手義足を使わずに登頂[8][9]。
脚注
[編集]- ^ Informe científico que estudia el Aconcagua: el Coloso de América mide 6.960,8 metros - Universidad Nacional de Cuyo Archived 2012年9月8日, at the Wayback Machine.
- ^ 1956年のブエノスアイレス大学の調査では6959.6 mであった。かつては6962 mや6952 mとの文献もあった。
- ^ ginethsoto.com Aconcagua
- ^ 下山時に登頂した隣の処女峰(5700 m)が、後日「明治峰」と命名された。
- ^ a b 9歳少年、南米最高峰に登頂 史上最年少 日テレNEWS24 2013年12月29日
- ^ Where in the World Did Karl Egloff Come From? outsideonline.com 2015年3月5日
- ^ Swiss-Ecuadorian breaks Jornet’s Aconcagua record Canadian Running Magazine 2015年2月23日
- ^ Meet mountaineering's record making quadruple-amputee
- ^ No arms or legs to the top of the world July 5, 2016
関連項目
[編集]- オホス・デル・サラード
- 山の一覧
- 七大陸最高峰
- メンドーサ : アルゼンチン側の最寄都市
- ACONCAGUA(アコンカグア) : 2000年に発売された、アコンカグアが舞台のPlayStation用のサバイバルアドベンチャーゲーム。