北原里英、AKB48元メンバーと“今でも超仲良し”「結婚式でも歌ってもらったし、明日も…」
北原里英さん(32歳)が、公開中の劇場版『マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』に出演しました。
――本作は、みなさんが物語の登場人物となり、アドリブで推理していくという特殊なシステムですが、オファーがあった際はどう思いましたか?
北原里英(以下、北原):プライベートで「マーダーミステリー」に挑戦したことはないのですが、今までコロナ禍のオンライン演劇や日テレさんの番組などに参加したことがあったので、実はけっこうアドリブの経験があるんです。
しかも「マーダーミステリー」となると、ある程度の流れやルールを分かっていないとできないから、テストプレイは重ねていました。なので、おそらく他の方よりは、「マーダーミステリー」の経験はあるなという余裕は少しだけありました(笑)。
――個人的には北原さんのYouTubeを拝見していて台本がなさそうだなと思っていたので、そういう意味でも慣れていらっしゃったのかなという印象でした。
北原:そうですね。『テラスハウス』にも出ていましたし、基本的に台本のない世界に生きています(笑)! でもやっぱり実際にやってみたら、本当に周りの方のプロっぷりに圧倒されて、自分は何もできなかったなと反省しました。高橋克典さん、八嶋智人さん、劇団ひとりさんたちはアドリブのプロ! アドリブの神ですから。
それこそひとりさんは同じ事務所の先輩で、もともと大好きだったのですが、この作品ですごく距離が縮まりました。この時期にちょうどわたし、自分の小説のことで悩んでいたりして、相談を空き時間にさせていただきました。なので、いいタイミングで共演させていただいたなとも思っていて。
――小説のテーマが素敵だと思いました。30歳目前、夢や友情にもがくアラサー女性4人の共同生活は、題材として同世代の女性の心境に関心があったのですか?
北原:そうですね。やっぱり自分がまったく分からない世界のことは書けないですから。プロの小説家じゃないから、たとえば急に金融会社のこととか書けない。私と同世代の等身大の女性たちに思うことはいっぱいあったので、書けることを書きましょうと。
――グループを卒業してもうすぐ6年になりますが、当時のことを思い出したりしますか?
北原:そうですね。実は最近、K-POPにハマってアイドルが大好きになったので、今は推される側から推す側になったんですよ(笑)。推し活というものを最近するようになったので、より昔のことを思い出すというか、アイドルに対して思いをはせることが多くなりましたね。
あとうれしいことに、最近いろいろな現場に行くと、「ファンだったんです!」というスタッフさんによく会うんです。たぶん当時学生とか子どもの頃にわたしのこと推していて、その子たちが社会に出始めたんですよ(笑)。わたしの握手会に来たことがあるディレクターさんとか、最近めちゃめちゃ多いんです。
わたしレベルでこんなに言われるってことは、大島優子ちゃんとか三歩歩いたら言われるんちゃう? みたいに思うので、やっぱりそれだけAKB48はすごかったんだなって。最近本当に思います。
推理小説の登場人物となり、参加者が話し合いながら事件の解決を目指す体験型ゲームをベースにした劇場版であり、北原さんは事件の舞台となる村に最近移住してきた元看護師・七尾優子役を演じています。
2008年よりAKB48メンバーとして活躍した北原さんは、2015年にNGT48に移籍後にキャプテンを務め、2018年にNGT48を卒業。卒業後はドラマや映画に多数出演しています。
2021年、俳優の笠原秀幸さんとの結婚後もYouTube「きたりえチャンネル」ではたびたび自由な姿で話題になり、2023年には小説家としてデビューも。その変遷には、大きな心境の変化があったと言います。
今回の映画のことをはじめ、さまざまな話を聞きました。
「基本的に台本のない世界に生きています」
最近は推される側から推す側に
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