フォロワー数38万人の“おにぎりのプロ”がつくる「ごちそうおにぎり」が斬新でおいしそう!
おにぎりブームの加速が止まりません。2023年「ご馳走おにぎり」がぐるなび主催のアワード「今年の一皿」を受賞するなど、日本の食卓やSNSを大いに賑わわせた「おにぎり」。
『ごちそうおにぎりとまんぷくスープ』の著者でもあるTesshiさんに、流行の理由とおにぎりの魅力についてきいてみました。
2023年に話題になったおにぎりブームは、SNSから大きく火が付きました。おにぎり専門店の名物おにぎりや、自作のごちそうおにぎりなどの写真がトレンドに。東京・大塚のおにぎり専門店「ぼんご」の数時間の待機列などは、おにぎりフィーバーの象徴的な風景でした。
その流れを受けておにぎり専門店が都市圏を中心に急増し、今年に入ってブームが全国区に。駅前の唐揚げ店やタピオカ店がいつのまにかおにぎり専門店に……という光景を目にした方も多いのではないでしょうか。
さらにブームは国内だけでなく、海外でもおにぎりがブームになっているそうです。
――Tesshiさんがおにぎりを握り始めたのは、今から25年ほど前だとか。
トレーラーの運転手である旦那さんが、片手で簡単に食べられ、満足感を得られることからおにぎりを握りはじめたのだそう。四半世紀にわたっておにぎりを作り続けているTesshiさんは、何度か「おにぎりブーム」を体感しているといいます。
Tesshiさん(以下、Tesshi):おにぎりブームですが、じつは息が長いトレンドです。2015年ごろに「おにぎらず」が流行ってから、ブームの波は4回ぐらい来ているのではないでしょうか? 2~3年に一度のペースで流行っている印象です。
――たしかに、“悪魔のおにぎりブーム”や“SPAMおにぎりブーム”から始まって、浅草のおにぎり専門店がミシュランガイドに載ったりなど、ここ10年ほどおにぎりについての話題は途切れないきがします。こういった息が長いムーブメントが起きる理由はどこにあるのでしょうか。
Tesshi:おにぎりが支持される理由は、やはりそのシンプルさと懐の広さだと思います。私がインスタにおにぎり投稿を始めたのは10年ほど前ですが、まだそのころは、おにぎりを投稿している人がほとんどいなかったので、驚かれました(笑)
当時はブログやSNSに「じっくりコトコト」系やキャラ弁など、めちゃくちゃ凝った料理を上げるのが多かったんですよね。
まあ、私はできれば短時間でちゃちゃっと作って終わらせたい派なのでおにぎりと相性がとてもよくて(笑)。当時から開き直って投稿していました。思い起こせば、そのころ海外の方からの反響は結構ありましたね。
2024年に入ってもその勢いはとどまらず、「#onigiri」は海を越えて、なお拡がり続けています。握っても握りきれないこの大ムーブメント、いったいなぜここまで「おにぎり」は人の心をつかんで離さないのか。
長年、ごちそうおにぎりを握り続けてきた、現在フォロワー38万人の大人気インスタグラマーで11月に発売になった2023年から一向に終わらない「おにぎりブーム」
じつは2~3年に一度のペースで流行っているおにぎりブーム
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