誰かの心に届くとき。
Pay forward の 気持ち で 書いた Blogです。
どんな仕事・職場・人生(歩んできた時間・想い・環境など)を歩んできたかで、価値観・判断基準が決まっていく。学習歴やどんな育った環境、誰と生きてきたかは、影響があるわけで。
ある日 Instagramを眺めていたら、英語学習者に向けて、こんなメッセージのストーリーが流れてきた。
▼ ぜひ、オリジナルを見ていただきたい!(英語のみ)
日本語で意訳すると・・・
英語学習者 = None Native が (ひとつの言語しか分からない) 生まれたときから英語を話すNativeにアクセント や 文法の間違えを指摘されるとき・・・
気にしなくて良い。
なぜなら、Nativeだって完璧ではないから。
そもそも 英語学習者 = None Native は 第2言語以上を話そうと、新しいドアを開いている。それは素晴らしいことなんだよ。
指摘するNativeが、1つの言語世界に留まり、他を知らない(知ろうとできないこと自体)は あなたのせいではない。
「生まれたときから英語を話す Nativeと全く同じような作法ができない。」
「Native居心地良く(気分良く)なるような作法ができない。」
それは、あなたのせいではない。
わたしは、日本に生まれ、日本語環境で育ち、日本の教育を受け、日本の公教育と高校の中で学習。
その中で「そんなんじゃ無理。」「努力が足りない。」「考えが甘い。」と、留学前、すでに期待と葛藤との間で揺れる18歳心に、追加にしんどい言葉が押し寄せてきたことがある。
もちろん、わたしの未熟さを心配し、愛をもって伝えてくれた人もいる。わたしの未熟さゆえに、とらえ方が下手くそだったこともある。
もちろん、「もっと頑張って、もっと研鑽しないと。」「努力が足らないから」と思わされる、思いながら頑張る時間は、いままでの人生何度も出会ってきた想いでもある。それは、きっと多くの人も抱いている気持ちだと思っている。
いまから過去を振り返れば、英語があったから恵まれた善き職場・仕事のチャンスがあったし、英語があったから出会えた善き上司・仲間もある。でも、その頃は英語がバイリンガルだと胸を最初から言えたわけではない。だって、Nativeにはなれない。出自の違いなわけだから。(Nativeレベルだねと言われたとしても)
けれど、仕事の中で、研究の中で、周りにいるNone Native方と比較した時、多くの場合、バイリンガルだねと言ってもらえることは多い。それは優位性をもたらせてくるものである。
とはいえ、こちら(わたし側)の文化・世界に目も向けてもらえない相手に、彼ら優位の言語で語りかけるというのは、とても骨が折れるし、吸い取られていくことも多いのは確かだ。
ここまで英語学習の話に関してのメッセージが、Instagramのストーリーでたまたま流れた話をしているように見えると思う。
けれど、わたしは このメッセージの構図は、他の事象にも適応できる構造を含むメッセージだとも思って受け止めている。
あなたは努力を知り実行している。だから、自分自身を責めなくて良いのだよ。
人生には、いろいろな歴史が含まれる。
学歴・学習歴、就業経験歴、職能開発歴、病歴、看病歴、旅歴など、様々な時間の中で、学び・気づき・経験・挑戦してきた時間の積み重ね。
そして、誰しも 1度だけの人生を歩んでいる。(当たり前だけど)
だからこそ、その視点に立って、Instagramのストーリーでたまたま流れた話を眺めてみると・・・
自分の人生を模索、キャリアを模索、自分の考え方との葛藤、自分の外にある考え方やリスクを考えると、自分を肯定できない気持ち。ひとり抱え、迷いや不安に負けないように、飲み込まれないように踏ん張る、そんな人たちへ、「肩に手をあてて、ぽんぽん。と、そんなに力入れなくていいよ。」と言ってくれているように見えてきた。
誰かの呪縛に影響されてはいけない。呪縛を相手に押し付けてはいけない。
「わたしだって、こんなに苦労してきたんだ。」「わたしだって、こんなに苦しんだんだ」という気持ちが強いと、踏ん張っている人に呪縛をかける人がいるんだということにも気づかされた。厄介なのは、なんらかの関係値がある友人・知人の立場の人の振る舞い・言葉だ。(わたしも気を付けよう)
ひとり一人、優位性となる何かを持っている。けれど、比較しないと見えない優位性のものと、比較しないでもいいものとあると思うんだ。
先日、旧友に何年分(会えなかった時間)もの温かい心で包んでもらい、どんな時でも、「自分のできるBESTを探している。だから "I cannot be more than me" だよね。」と。いまある環境・条件をいかに大事にするか。を話してくれたのだと思う。
ある作家が、TVでこんなメッセージを伝えていた。
「MY BEST が 不十分なことなんて、常にある。
でも、自分の根を生やすと、どんな絶望的な時間・時代・言葉・人・環境に出会っても、なんとか戻ってこれるのだと。そのために、書くことは大事だ。
だから、自分の言葉を持ってほしい」と。
誰かの心に届くとき。
それは、相手の心に寄り添える、想いを持てる時なんだろうな。
ー あるドラマの1節をー
Grow old along with me, the best is yet to be.
If some decade later, you look back on your time in the past and you feel that these were the happiest days of your life, then I must say your education will have been a failure.
Life must improve as it takes its course.
Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future.
I hope that you pursue life, and hold onto your hope and your dream until the very end of the journey.
Every woman is the architect of her own fortune.
こんなことを思いながら生活していたら、最近、高校時代の担任の先生が、校長先生になっていると、HPから気づき、思わず、近況報告のメールを出したら、短いけれど、先生らしいエネルギッシュなお返事がきました。
そうか、あの頃 高校生だったわたし に 体当たりしてくれていた先生は、今の私くらいの歳だったんだね。と 気づき、過去にも、いまにも感謝。
佇まい・眼差し そんなものを持てる 人生を歩みたいものですね。
著者(Hiroko.T)について。
シリコンバレー企業 の 日本市場拡大のために 広報・マーケティング職をしながら、事業開発にも従事し、企業・社会での コミュニケーションを研究するために、専門職大学院にも進学。
2023年9月に、社会構想大学院大学 コミュニケーションデザイン研究科を終了し、コミュニケーションデザイン修士(専門職)を修める。
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1年前インスタ見ました!素敵な投稿ですね。大人になって外国語を習得するのって、本当に骨が折れます。なので、同じような経験をしてきた人は尊敬できますし、お仕事を一緒にしても上手くいくことが多い気がします。考えてみたら、私の母語である日本語も決して完璧ではなくて、社会人になっても失敗と学びの繰り返しです💦
Seiichiro Manabe 流浪の民 - 誰でもない、何処にもいない
1年前Hiroko T. さんの仰られる「佇まい」、好きなんですよね。🤗 そう思います。🙏