コスタリカの治安は良い?悪い?最新情報を元に危険エリアや注意点を解説

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執筆:shiones

コスタリカ 治安

手付かずの自然と都市景観が交差する中南米・コスタリカ。そんなコスタリカに行ってみたいけど、現地の治安状況について気になる人も多いはず。この記事では、2024年最新のコスタリカの治安情報をまとめました。危険レベルの詳細や渡航する際の安全対策などを解説するので、コスタリカへ渡航を検討している人はぜひ参考にしてください。

【コスタリカでトラブルに遭った時の緊急連絡先】

連絡先電話番号
緊急ダイアル
(警察、救急車、消防、交通事故など共通)
911
盗難800-8000-645
在コスタリカ日本国大使館(506)2232-1255

【最新情報】現在のコスタリカの治安状況

【最新情報】現在のコスタリカの治安状況

コスタリカは中南米では比較的治安が良い国とされていますが、1990年代以降治安が悪化しています。原因として、不法滞在者の増加や組織犯罪の流入、銃所持者の増加、麻薬の使用が挙げられます。その影響により特に首都サンホセでは殺人や強盗、窃盗などの犯罪が増えています。

政府は警察の増員や警戒の強化、犯罪者収容施設の拡充などの対策を講じていますが、依然として多くの犯罪が発生しています。犯罪は地域や時間を問わず起きており、繁華街や一般の道路、ショッピングモール、さらには海岸のリゾート地でも被害が報告されているので、渡航の際は十分な注意が必要です。

【外務省による危険情報】

地域危険レベル
・首都サンホセ市
・サンホセ市の周辺地域
レベル1(十分注意)
・リモン市
・プンタレナス市
レベル1(十分注意、新規発出)
上記以外のその他の地域なし

コスタリカで特に治安が不安定な地域

コスタリカで特に治安が不安定な地域

首都サンホセ・その周辺地域

コスタリカの首都であるサンホセ市とその周辺は、日本政府により「十分注意」を意味する危険レベル1が発出されています。この地域では麻薬組織による銃撃戦や、強盗の際の殺人事件が頻繁に起きています。特に銃器を使った犯罪が多発しており、一般市民が犯人に反撃するケースも。

サンホセの中心部である中央郵便局前や文化広場、中央市場の周辺ではスリやひったくりも発生しています。また、サバナ国立公園では強盗目的の殺人や麻薬取引も見られます。ハコやタマリンド、マヌエルアントニオ、モンテベルデなどの人気の観光地でも観光客を狙った強盗事件や置き引き、ひったくりなどが発生しているので注意が必要です。

リモン市・プンタレナス市

リモン市・プンタレナス市もサンホセ市は近年新たに危険レベル1が発出されました。

リモン県のリモン市とプンタレナス県のプンタレナス市では、麻薬組織が多く、組織間の抗争や報復による殺人事件が急増しています。特にリモン市のセントロ地区やプンタレナス市のチャカリタ地区、エルロブレ地区、バランカ地区では、多くの殺人が報告されており、特に危険な状況にあります。

治安が良い場所でも注意!コスタリカで観光客が狙われやすい犯罪

治安が良い場所でも注意!コスタリカで観光客が狙われやすい犯罪

強盗

コスタリカでは、路上でけん銃や刃物を使った強盗が増加しています。特に都市部や観光地では、観光客や地元の人々が被害に遭うことがあります。犯罪者は短時間で行動し、現金や貴重品を奪うため注意が必要です。安全対策を講じ、警戒心を持つことが重要です。

スリや置き引き

コスタリカでは、レストランなどで観光客を狙ったスリや置き引きが多発しています。レストランでは人の動きがよく見える場所に座り、荷物を置きっぱなしにしないことが大切です。

また、乗り合いバスはスリが多いので、タクシーの利用をお勧めします。必ず正規のタクシー(赤い車体でタクシーランプがあるもの)を利用し、白タクは避けてください。長距離バスターミナルでも置き引きに注意が必要で、犯人は複数でターゲットを狙っていることが多いです。

コスタリカで身を守るための基本の防犯対策

コスタリカで身を守るための基本の防犯対策

1.貴重品の管理の徹底

現金やパスポートなどの貴重品は宿泊先のセーフティーボックスに保管し、コピーを携行しましょう。やむを得ず持ち歩く場合は、分散して所持し、バッグの外ポケットには入れないようにしてください。また常にバッグを見える位置に保持し、開けっ放しにならないよう注意しましょう。

2.移動時は周囲を警戒

手荷物から目を離さず、特に空港やバスターミナルでは荷物から手を離さないようにします。バス移動時は網棚に荷物を置きっぱなしにせず、居眠りせず常に周囲を警戒することが大切です。貴重品は常に身近に保ち、スマートフォンで音楽を聴きながら歩かないようにしましょう。

3.夜間の外出・単独行動をしない

夜間の外出は避け、どうしても出かける場合は安全な経路を確認し、複数人で行動することを心がけます。犯罪の多発する地域には絶対に近づかず、宿泊先は治安を重視して選びましょう。犯罪に巻き込まれた場合は、決して抵抗せず冷静に行動することが大切です。

コスタリカの緊急の連絡先

コスタリカの緊急の連絡先

万が一トラブルに巻き込まれた場合、または巻き込まれそうな場合は、最寄りの警察署またはコスタリカ現地の緊急ダイヤルに通報しましょう。言葉が通じない場合は、周りにいる信用できる人に頼って落ち着いて対応しましょう。大使館ではパスポートを紛失・盗難の際にサポートしてもらえることもあるので、確認しておきましょう。

緊急連絡先

連絡先電話番号
緊急ダイアル
(警察、救急車、消防、交通事故など共通)
911
盗難800-8000-645

在コスタリカ日本国大使館

電話番号住所
(506)2232-1255Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del I.C.E.,Torre la Sabana Piso 10. P.O.BOX 501-1000. San Jose, Costa Rica

コスタリカに安心して渡航するための準備

コスタリカに安心して渡航するための準備

比較的治安が良いとされているコスタリカですが、渡航する場合は万が一の時のための準備をしましょう。ここでは、コスタリカで安全を守るための登録やアイテムを紹介します。

1.海外旅行保険

コスタリカへ渡航する際は海外旅行保険への加入を強くおすすめします。海外での医療費は高額になることが多く、思わぬ出費を防ぐことができます。また、医療費だけでなく荷物の紛失や盗難、航空機の遅延などのトラブルにも対応できます。

クレジットカードに付帯している海外旅行保険もありますが、補償内容を確認し、必要に応じて追加の保険に加入しましょう。

2.たびれじ

コスタリカ渡航の際は、家族や友人、職場に日程や連絡先を伝えておくことが重要です。また3か月以上滞在する場合は、在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張の場合は、最新の安全情報を確認し、緊急時に大使館から連絡を受け取るために外務省の「たびレジ」に登録しましょう。

3.パスポートのコピーや連絡先のメモ

コスタリカでもしもの時に役に立つのが、パスポートのコピーや連絡先のメモ。万が一パスポートを失くしたときにコピーがあればスムーズに再発行の手続きができるでしょう。コピーするのは顔写真と住所欄の2枚です。連絡先のメモは、インターネットが使えない場合の緊急連絡先の確認に対応できます。

4.インターネット接続できるデバイス

コスタリカでは常時ネットに接続していれば、目的地を確認したり何かあった場合に連絡したりできるので、インターネット接続できるデバイスは必須のアイテムです。Wi-Fi、SIMカード、eSIMとさまざまな選択肢があるので、予算や日数に合わせて選びましょう。

特にコスタリカでは料金が比較的安く、日数も選べるeSIMがおすすめ。eSIMならダウンロードしてその場ですぐインターネット接続ができます。

コスタリカの基本情報

コスタリカの基本情報
基本情報
首都サンホセ
人口約515万人
言語スペイン語
宗教カトリック教
通貨コスタリカ・コロン
政体共和制

コスタリカの治安についてよくある質問

コスタリカの治安についてよくある質問
  • コスタリカは安全な国ですか?

    コスタリカは中南米では比較的安全な国とされていますが、地域によって治安に差があります。都市部では犯罪が発生しやすいので注意が必要です。


  • 夜間の外出は避けた方が良いですか?

    はい、夜間の外出はできるだけ避けることをお勧めします。どうしても出かける場合は、事前に安全な経路を確認し、複数人で行動するのが安全です。


  • 公共交通機関は安全ですか?

    乗り合いバスはスリが多発するため、タクシーの利用をお勧めします。正規のタクシーを利用し、白タクは避けてください。


  • 旅行中の犯罪に対する対策は?

    貴重品は宿泊先のセーフティーボックスに保管し、移動中は荷物から目を離さないことが大切です。また、夜間の外出や人混みでの注意が必要です。

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海外旅行のよくある50の質問

コスタリカへ渡航する際は最新の治安情報を確認しよう

コスタリカへ渡航する際は最新の治安情報を確認しよう

コスタリカは中南米のなかでも比較的治安が良いとされていますが、首都・サンホセをはじめ特定の地域やスポットでは治安が悪い場所も存在します。観光地でもスリや窃盗などさまざまな犯罪が発生しているので、滞在中は十分に気を付けましょう。

コスタリカの治安をチェックして、安全な旅を心がけてくださいね。

※現地の治安は状況により随時変動する場合があるため、渡航の際には必ず最新情報をご確認ください。

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