スペインと日本のコンセントは、形状が大きく異なるため、日本の電化製品をスペインで使用する際には「変換プラグ」が必須です。旅行の際に電化製品をしっかり活用するためにも、事前に確認しておきましょう。
この記事では、スペインのコンセント形状や電圧について詳しく解説し、変換プラグの選び方などもご紹介します。さらに、旅行中に起こりがちなトラブルや疑問についても、実用的な解決策をまとめた完全ガイドです。ぜひこの記事を参考にして、素晴らしいスペインの旅を実現しましょう。
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スペインのコンセント形状はCタイプとSEタイプの2種類がある
スペインには、CタイプとSEタイプの2種類の電源プラグが存在し、それぞれが特有の形状と特徴を持っています。スペインで日本の電化製品をスムーズに使用するためには、これらのプラグタイプに対応する変換プラグを準備することが不可欠です。
一見すると、CタイプとSEタイプは非常に似ているように見えますが、実際にはプラグの太さやピンの間隔に微妙な違いがあります。この微細な違いが、正しく接続できるかどうかに大きな影響を与えるため、注意が必要です。特に、旅行中に必要なデバイスの充電ができないと、思わぬ不便を感じることもあります。
Cタイプ
Cタイプは2つの丸いピン穴を持つのが特徴で、ピンの間隔は約19mmで、直径は約4mmです。
SEタイプ
一方でSEタイプはCタイプに加えて、さらに接地用のピンが付いた3つのピン穴を持ちます。2つの丸いピンの上に、接地用のピン穴が配置されているのが特徴です。
スペインではC/SEタイプの変換プラグが必要
スペインで日本の電化製品を使用する際には、プラグの形状が大きく異なるため、変換プラグが欠かせません。スペイン向けの変換プラグは、日本の家電量販店や空港で200~500円程度で購入できるほか、一部のホテルや宿泊施設では貸出サービスを提供していることもあります。
マルチプラグが特におすすめ
特に注目したいのが、マルチプラグです。この便利なアダプターは、複数のプラグタイプに対応しており、異なる国々の電源プラグに1つで対応可能です。これにより、旅行先ごとに新しい変換プラグを買う必要がなくなります。価格も1,000~2,000円と非常にコストパフォーマンスが良く、持っていると旅行がもっと快適になります。
充電やデバイスの接続に悩むことなく、スペインの魅力を存分に楽しむことができるでしょう。
100均でも簡易的なものが調達可能
また、もし簡易的な変換プラグを探しているなら、100円均一のお店で見つけることもできます。ただし、安価なため、差込口に不具合が生じる可能性があるので、予備として持っていく程度に留めておくのが賢明です。
変換プラグは誰でも簡単に使える
変換プラグは元の電化製品に差し込むだけで簡単に使えます。具体的な方法については以下の通りです。
1.プラグの接続
まず、変換プラグを現地の電源コンセントに差し込みます。変換プラグのプラグ部分が、現地のコンセントに正しく合うように挿入します。
2.電化製品の接続
変換プラグが現地のコンセントにしっかりと装着されたのを確認したら、日本から持参した電化製品のプラグを変換プラグのソケットに接続します。プラグがしっかりと差し込まれていることを確認しましょう。
3.電化製品の使用
接続が完了したら、電化製品の電源を入れて使用します。正常に動作するか確認し、問題がないか確認します。
スペイン旅行には変圧器はいる?いらない?
スペインの標準電圧は220Vであり、日本の標準電圧100Vと比較するとかなり高いことに留意が必要です。
スマートフォンやノートパソコン、カメラの充電器など、数多くの電子機器はデュアルボルテージ(100V-240V対応)設計になっているため、変圧器は不要です。しかし、日本専用の100V充電器や電化製品をそのままスペインの電圧で使用すると、機器が故障するリスクがあるため、十分に注意が必要です。
変圧器が必要かどうかを判断するためのチェックポイントは以下の通りです。
1.電化製品のラベルを確認
製品の充電器や電源アダプターに「Input: 100-240V」と記載されている場合、その機器は世界中の電圧に対応していることを意味しますので、スペインでも変圧器なしで使用できます。ただし、プラグの形状に合わせるための変換プラグは必要です。
2.100V専用の電化製品
スペインで使用したい電化製品が「100V専用」と表示されている場合、必ず変圧器を使用する必要があります。変圧器を選ぶ際には、出力(例えば100Wや200Wなど)や機器の消費電力に合ったものを選ぶことが重要です。
3.高電力機器への注意
ドライヤーやアイロンといった高電力を必要とする機器の場合、大抵は変圧器が必須です。ただし、最近では変圧器なしで使用できる海外対応のドライヤーやアイロンも多く販売されていますので、家電量販店で確認してみると良いでしょう。
スペインでコンセントがなくても充電する方法
スペインでコンセントの形状が合わない場合でも、心配は無用です。以下の2つの便利な方法で簡単に対処できます。
1. USBケーブルを使った充電
もしスペインのコンセントが手持ちの電化製品に合わないときは、USBケーブルを利用することであっという間に問題が解決します。多くのスマートフォンやタブレットはUSB充電に対応しており、スペインのホテルや空港、カフェなどの公共スペースには多数のUSBポートが設置されています。
これらのポートを上手に活用することで、変換プラグなしでもスムーズに充電が行えます。
2. モバイルバッテリーの利用
外出中や移動中の充電には、モバイルバッテリーが非常に便利です。電源のない場所でも簡単に充電ができるため、旅行や出張時には欠かせないアイテムとなります。特に、長時間の移動や観光中にスマートフォンやタブレットのバッテリーが切れるのを防ぐためにも、モバイルバッテリーを一つ持っておくと安心です。
困ったときに便利!スペインで充電できる公共施設3選
1.空港や駅
主要な空港や鉄道・地下鉄駅には、待合室やラウンジに充電用のコンセントが用意されていることがあります。旅行の途中でデバイスを充電するのに最適な場所です。
2. カフェやレストラン
カフェやレストランでは、充電用のUSBポートや電源コンセントを提供している店も多いです。美味しい食事を楽しみながら、デバイスを充電できます。
3.市役所
市役所ではスマホの充電ができる場合があり、さらに無料でwi-fiへの接続も可能です。
スペインのコンセントについてよくある質問とアドバイス
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スペインで変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?
スペインの多くの空港や家電量販店で変換プラグや変圧器を購入することができます。また、ホテルによっては貸出サービスを提供している場合もあるので、宿泊先に確認してみると良いでしょう。
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日本の電化製品をスペインで使用するためには何が必要ですか?
日本のプラグをスペインのコンセントに合うように変換するためのプラグが必要です。また日本の電化製品が100V専用の場合、変圧器が必要です。
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スペインで使えるモバイルバッテリーの充電には変換プラグが必要ですか?
はい、モバイルバッテリーの充電もスペインのコンセント形状に合わせるために変換プラグが必要です。ただし、モバイルバッテリーがUSB経由で充電できる場合、USBポートを利用することで直接充電できることもあります。
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変換プラグから火花が出るのはなぜ?
接触不良や電圧の不一致が原因で火花は起こります。変換プラグや電化製品が損傷していないか、正しく接続されているかを確認してください。火花が続く場合は使用を中止し、新しい変換プラグを使用しましょう。
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スペイン以外のコンセント形状と電圧早見表
世界各国・地域のコンセント形状と電圧一覧をまとめたので、海外旅行に行く際にぜひ役立ててみてください。青文字でクリックできる国・地域について、コンセント事情の詳細をまとめています。
アジア・オセアニア
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
日本 | 50~60 | 100V | A |
韓国 | 60 | 110/220 | A, C, SE |
中国 | 50 | 110/220 | A, B, B3, BF, C, O, SE |
タイ | 50 | 220 | A,B,B3,BF,C |
台湾 | 50 | 110 | A,O,C |
香港 | 50 | 220 | BF |
ベトナム | 50 | 220 | A,C,SE,BF |
シンガポール | 50 | 220/240 | BF |
マレーシア | 50 | 240 | B, B3, BF |
フィリピン | 60 | 220~240 | A,B3,C |
インドネシア | 50 | 220 | C |
カンボジア | 50 | 220 | A,C |
ラオス | 50 | 220 | A,C |
モンゴル | 50 | 220 | B,B3,C |
インド | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
ネパール | 50 | 220 | B,C |
ミャンマー | 50 | 230 | B,B3 |
スリランカ | 50 | 230~240 | BF,B3,B |
オーストラリア | 50 | 240/250 | O,O2 |
ニュージーランド | 50 | 230/240 | O,O2 |
フィジー | 50 | 120/240 | A, B, C, O |
モルディブ | 50 | 220~240 | BF |
ヨーロッパ
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
イギリス | 50 | 240 | BF |
イタリア | 50 | 220 | C,SE |
フランス | 50 | 220 | C,SE |
スペイン | 50 | 220 | C,SE |
ポルトガル | 50 | 220 | C,SE |
ドイツ | 50 | 230 | C,SE |
ベルギー | 50 | 220 | C,SE |
スイス | 50 | 230 | C,J |
オーストリア | 50 | 230 | C,SE |
オランダ | 50 | 230 | C,SE |
アイルランド | 50 | 220〜240 | BF |
ポーランド | 50 | 220 | C |
スウェーデン | 50 | 220 | C,SE,B |
ノルウェー | 50 | 230 | C,SE |
デンマーク | 50 | 220 | C,B |
ハンガリー | 50 | 220 | C,SE |
ギリシャ | 50 | 230 | C |
ブルガリア | 50 | 220 | C,SE |
エストニア | 50 | 220~230 | B,C,SE |
クロアチア | 50 | 230 | C |
カザフスタン | 50 | 220 | C,SE |
ウズベキスタン | 50 | 220 | C |
中東
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
トルコ | 50 | 220 | C |
カタール | 50 | 240 | BF,D |
サウジアラビア | 50~60 | 220 | A,B,BF,C |
アフリカ
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
エジプト | 50 | 220 | C |
モロッコ | 50 | 220 | C,SE |
南アフリカ | 50 | 220~230 | B3L,C |
ケニア | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
アメリカ・南米
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
アメリカ合衆国 | 60 | 120 | A |
カナダ | 60 | 120 | A |
アルゼンチン | 50 | 220 | O2 |
ブラジル | 60 | 220 | C,N |
ペルー | 60 | 220 | A, C, SE |
メキシコ | 60 | 110 | A |
スペインのコンセントと変換プラグを事前に確認しよう
スペインで一般的なコンセントはCタイプとSEタイプで、日本のプラグと形状が異なるため、互換性を持つ変換プラグが必要です。パソコンやスマートフォンはほとんどの場合、変圧器不要で充電できるはずです。いざというときに困らないように、携帯式の充電器も用意しておくと安心です。
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