韓国での免税手続きは超かんたん!手続き方法を初心者向けに解説

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執筆:tochi-kuru

韓国での免税手続きは超かんたん!手続き方法を初心者向けに解説

韓国でのショッピングは免税制度を活用すればさらにお得になります。かんたんな手続き方法を知っているだけで、特定店舗でのお買い物で現金がキャッシュバックされるのです。

この記事では、韓国での免税制度の詳細と活用法をわかりやすく紹介。韓国でのお買い物を最大限に楽しみましょう!

そもそも韓国の免税とは?

そもそも韓国の免税とは?

韓国の免税制度とは、外国人旅行者が指定された店で一定金額以上の買い物をすると支払った消費税の一部が返金される仕組みのこと。韓国の消費税率は10%ですが、免税制度を使うと、およそ6~7%が返金されます。

免税の対象となる購入金額ですが、2023年までは最低でも30,000ウォンでしたが2024年から15,000ウォンに引き下げられて使いやすくなりました。購入額が多いほど返金率が上がってお得になるので、韓国でお買い物をするなら絶対に知っておきたい仕組みです。

東京発→韓国(ソウル)行きの格安航空券

  • 片道
  • 往復

取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。

韓国の免税は3種類

韓国の免税は3種類

韓国の免税は3種類あります。韓国でお買い物をするお店や金額によって適用される免税が異なりますので、それぞれの違いをまずは理解していきましょう。

1.事前免税制度(Duty Free)

事前免税制度は「Duty Free」と呼ばれ、関税や付加価値税がその場で免除されます。いわゆる免税店を利用する場合に適用されます。おもな免税店は空港や港、機内、市内にあり、パスポートと搭乗・乗船チケットの提示が必要です。免税店を利用する際は、出国時の免税購入限度額が定められているので注意しましょう。

2.事後免税制度(Tax Refund)

事後免税制度は「Tax Refund」と呼ばれ、帰国前に旅行者自身で税金の還付申請を行うことで消費税を還付してもらえる仕組みのこと。「Tax Free」または「Tax Refund」のロゴのある店で購入した商品が対象です。

この記事では、旅行者が手続きをする必要がある「事後免税制度」について、このあと利用条件や手続き方法を紹介します。

3.即時還付制度(Immediate Tax Refund)

即時還付制度は購入時に税金を還付してもらえる制度です。パスポート提示で消費税抜きの価格で購入できます。対象店舗は百貨店やスーパーなどで、免税の条件は1回の決済が3万ウォン~70万ウォン未満、総購入金額が250万ウォン以下です。

即時還付制度については、こちらの記事が参考になります。➡韓国で即時還付制度を使える店舗は?手続きや申請方法を解説

種類利用条件対象店舗
事前免税パスポートと搭乗/乗船チケット提示空港、港、機内、市内
事後免税帰国前の還付申請「Tax Free」または「Tax Refund」ロゴ店
事後免税即時還付1回の決済が3万ウォン以上70万ウォン未満、総購入金額250万ウォン以下百貨店、大型スーパー、コンビニなど

韓国の事後免税が受けられるお店の見分け方

韓国の事後免税が受けられるお店の見分け方

お買い物の前に、そのお店が事後免税を提供する「Tax Refund」認証ブランド加盟店であるか必ず確認する必要があります。還付が可能な店舗には以下のような表示があり、付加税還付領収書には「事後免税(Tax Refund)」と記載されています。

Tax Refund対象店舗のマーク

韓国の事後免税店

引用:https・//japanese.visitkorea.or.kr/svc/main/index.do

心配な方は、下記4つの免税店を選びましょう。すべての店舗で取り扱っている商品が免税対象であり、品質も保障されています。安心してお買い物を楽しむことができるでしょう。

免税店名特徴取扱い商品
ロッテ免稅店
(Lotte Duty Free)
韓国最大級の免税店。ソウルの店舗はロッテワールドタワー内で観光も楽しめる。世界・韓国ブランド、化粧品、電子機器など
新羅免稅店
(Shilla Duty Free)
サービスの良さと豊富な品揃えが特徴。ハイブランドから韓国ブランドまで
新世界免稅店
(Shinsegae Duty Free)
ショッピングとカルチャーが融合した店舗。ハイブランド、韓国ブランド、コスメ、バッグ、時計など
現代免稅店
(Hyundai Duty Free)
トレンド発信エリアらしい品揃え。COEX直結。コスメ、ファッションアイテム、デジタルアートなど

韓国で事後免税の条件・必要なものは?

韓国で事後免税の条件・必要なものは?

免税の対象者

事後免税に該当する人は、以下のとおりです。日本人の場合、6ヶ月未満の韓国滞在であればすべて対象となります。

  • 韓国滞在6ヶ月未満の外国国籍の人
  • 韓国滞在3ヶ月以内の海外永住権を保持する韓国籍の人
  • 韓国滞在3ヶ月以内の海外に2年以上在住している韓国人

韓国の免税で必要な物

事後免税制度の利用条件については、以下のとおりです。

  • 1店舗につき15,000ウォン~500,000ウォン未満の商品を購入
  • 購入日から3ヶ月以内である
  • 購入品は未開封および未使用

還付方法

韓国の事後免税店で15,000ウォン以上の買い物をした際、パスポートを提示してリファンドチェックを受け取ります。受け取り忘れると申請できないので、必ず申請しましょう。

購入品とパスポート、クレジットカードをそろえれば申請準備は完了です。還付(キャッシュバック)する場所は空港と市内の2か所です。それぞれの違いを次の章から解説していきます。

大阪発→韓国(ソウル)行きの格安航空券

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取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。

韓国の免税を申請する方法|市内編

韓国の免税を申請する方法|市内編

ステップ1指定リファンドカウンターへ行く

パスポート・リファンドチェック・レシート(原本)・クレジットカードを持って、市内にある指定のリファンドカウンターに行きます。

韓国市内のリファウンドカウンターはこちら

イージータックスリファンド

キューブリファンド

ステップ2現金還付またはカード情報登録

現金還付を希望する場合は、現地通貨で現金還付を受けて還付額の15~20%を手数料としてクレジットカードで仮決済します。なお、クレジットカード口座への還付を希望する場合は、カード情報を登録するだけでその場での還付は受けられません。

ステップ3 空港税関で申告する

出国時に未開封の商品、レシート、パスポートを税関職員に提示して、リファンドチェックに輸出証明スタンプを受け取ります。※還付額が75,000ウォン未満の場合は、税関での手続きは不要です。

ステップ4空港のリファンドカウンターへ行く

搭乗フロアのリファンドカウンターでパスポートをスキャンして、出国の認証を受けます。

ステップ5:クレジットの仮決済取消または口座への還付

商品の国外搬出が確認されるとクレジットカードの仮決済が取り消され、手続きが完了します。市内で現金還付を受けた場合、空港での手続きが完了しないと仮決済した金額が引き落とされます。クレジットカード口座への還付を希望した場合、出国日から3日以内に還付処理が行われます。

韓国の免税を申請する方法|空港編

韓国の免税を申請する方法|空港編

空港でキャッシュバックをする際は、リファンドカウンターもしくはKIOSK(キオスク)を利用する方法があります。いずれを利用の場合も、税関で購入品を提示する必要があります。空港のチェックインカウンターでスーツケースに入れて預けてしまうと還付されませんので、ご注意ください。

ステップ1 空港税関で申告

出国時、税関職員に未開封の商品・レシート(原本)・パスポートを提示して、「リファンドチェック」に搬出確認スタンプを受け取ります。※還付額が75,000ウォン未満の場合は、このステップは不要です。

ステップ2現金キャッシュバック

搭乗フロアのリファンドカウンターで「リファンドチェック」を提示して現金を受け取ります。早朝や深夜でカウンターが閉まっている場合は、クレジットカード番号を記載して専用ポストに投函してください。

ステップ3口座へ振込み

前のステップでクレジットカード番号を専用ポストに投函した場合、後日カードの引き落とし口座に還付されます。なお、韓国の空港のリファンドカウンター・KIOSKは以下のとおりです。

空港リファンドカウンターKIOSK
仁川T13F(出国フロア)・ E・Mチェックインカウンター付近・3F(搭乗フロア)・ 28番ゲート付近3F(出国フロア)・ D・Jチェックインカウンター付近・3F(搭乗フロア)・ 28番ゲート向かい・コンコース(搭乗棟)・ 115番ゲート付近
仁川T23F(出国フロア)・ D・Eチェックインカウンター付近・3F(搭乗フロア)・ 249番ゲート付近3F(搭乗フロア)・ 249番、253番ゲート付近
金浦3F(搭乗フロア)・ 36番ゲート向かい2F(出国フロア)・ 1番ゲート付近・3F(搭乗フロア)・ 36番ゲート向かい
金海(釜山)2F(搭乗フロア)・ 4番ゲート付近なし
済州島3F(搭乗フロア)・ 14、15番ゲート付近なし

韓国の事後免税はどのくらい戻ってくる?

韓国の事後免税はどのくらい戻ってくる?

払い戻し金額は支出された金額や付加価値税、および購入に適用される払い戻し代理店のサービス料金に基づいて計算されます。韓国の税金は大体10%ですが、ここから払い戻し代理店のサービス料を引いた、4~7%程度が戻ってくるでしょう。

ただし、払い戻し代理店や金額によってサービス料が異なります。正確な払い戻し額は払い戻し窓口およびキオスクで確認してください。たとえばGlobal Tax Free代理店から現金に払い戻した場合は、以下が目安です。

購入金額還付金額
30,000~49,999ウォン2,000ウォン
50,000~74,999ウォン3,000ウォン
75,000~99,999ウォン5,000ウォン
100,000~124,999ウォン7,000ウォン
125,000~149,999ウォン8,000ウォン
150,000~174,999ウォン9,000ウォン
175,000~199,999ウォン10,000ウォン
200,000~224,999ウォン12,000ウォン

韓国での事後免税措置を忘れた場合

韓国での事後免税措置を忘れた場合

実は、韓国からの帰国後でも日本からの事後免税手続きが可能です。条件は空港で搬出確認スタンプを受け取った「リファンドチェック」を持っていること。手続きは搬出確認スタンプ受領済みの「リファンドチェック」とパスポート情報を運営会社にEメールで送ることによって行えますが、運営会社によって手続き方法が異なるため、確認が必要です。残念ながら「リファンドチェック」がない場合は、帰国後の手続きはできません。

もし市内で還付を受けた後に空港で搬出確認スタンプをもらい忘れた場合、担保としてクレジットカードから還付金額と15~20%が引き落とされるケースがあります。

韓国から日本へ持ち込める免税範囲

韓国から日本へ持ち込める免税範囲

韓国の免税の手続きはさまざまですが、韓国で購入した免税商品を日本に持ち込める範囲にも厳しい規定があります。事前にしっかりと確認しましょう。

カテゴリー免税数量
酒類3本1本あたり760ml
たばこ紙巻たばこの場合: 200本2018年10月1日より居住者・非居住者区別なし、日本製・外国製区別なし
加熱式たばこ「アイコス」等: 200本、「プルーム・テック」: 50個-
加熱式たばこのみ個装等10個1箱あたりの数量は紙巻たばこ20本に相当
葉巻たばこ50本-
その他のたばこ250g-
香水2オンス1オンスは約28ml、オーデコロン、オードトワレは含まれず
その他の品目合計額20万円以内1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のものは原則免税

詳しくは税関ホームページ(海外旅行者の免税範囲)をごらんください。

韓国での事後免税制度に関するよくある質問

韓国での事後免税制度に関するよくある質問
  • 韓国で払ったすべての金額が事後免税制度対象ですか?

    事後免税制度対象となるのは韓国外に持ち出す商品で、交通費や食事代などのサービスは含まれません。


  • スーパーで購入した食料品は事後免税制度対象ですか?

    生鮮食品や米などの非課税品目を除いた加工食品などが対象です。


  • 大型スーパーや百貨店で事後免税制度は受けられますか?

    観光客の多い地域の店舗では案内デスクで対応している場合があるので、店舗にお問い合わせが必要です。


  • 本人以外でも事後免税制度の手続きはできるか?

    手続きは本人のみが可能です。他人は代行できません。

韓国の免税や旅行に関してはこちらの記事も参考になります。

韓国の免税を利用してお買い物を楽しもう!

韓国の免税を利用してお買い物を楽しもう!

韓国でのお買い物は免税制度を利用すれば、多様な商品をお得に購入できます。ただし、リファンドチェックの取得や返金手続きには注意が必要です。滞在中に忘れずに手続きしてください。

そして、韓国旅行でのショッピングを最大限に楽しむためには、24時間サポートがあるTrip.comのような信頼できる旅行サービスをおすすめします。旅行の計画から宿泊予約、アクティビティの手配まで、Trip.comで安心して韓国旅行を満喫しましょう!

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