ひな人形を飾る・片付ける | 日付 |
ひな人形を飾るベストの日 | 2月4日(土) 2月7日(火) 2月10日(金) 2月13日(月) 2月16日(木) 2月19日(日) |
ひな人形を片付けるベストの日 | 3月6日(月) |
日本には様々な伝統行事がありますが、女の子が主役のイベントといえば、ひな祭りが思い浮かぶでしょう。毎年3月3日に祝われるこの春のお祭りは、家族が女の子を祝福する日です。この春、ひな祭りの時期を狙って日本の航空券を予約しませんか?
ひな祭りは女の子を祝福する春のお祭りです。(出典:Will H McMahan/Unsplash)
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ひな祭りの由来と歴史
ひな祭りとは、日本のお祭りの中でも全国で幅広く祝われている重要なお祭りのひとつです。日本の季節の重要な節目である「五節句」のひとつでもあります。当初、ひな祭りは旧暦の吉日にあたる日に祝われていましたが、日本でグレゴリオ暦が採用されて以降、3月3日となりました。しかし、鳥取をはじめ、現在でも旧暦に従ってひな祭りを祝う地域もあります。
ひな祭りの歴史
「ひな祭り」や「女の子の日」として幅広く祝われるようになる前は、旧暦の3月3日前後に桃の花が満開になることから、今日でも知られるように「桃の節句」と呼ばれていました。起源は平安時代(794~1185年)までさかのぼるといわれ、当時は幸運を祈願する日として祝われていました。このお祭りでは、紙や藁でできた人形をいかだにのせて川に流す儀式が行われ、これにより罪が洗い流され、悪霊や災難を追い払うと信じられていたようです。
現在のように人形を飾るようになったのは、もっと後の江戸時代(1603~1868年)に入ってからでした。徳川幕府が「五節句」を祝日として制定し、そのなかのひとつで3月3日にあたる「上巳の節句」が女の子の日となりました。正式に「ひな祭り」と呼ばれるようになったのも江戸時代中期ごろとされています。
ひな祭りの由来
「ひな祭り」の名前の由来については、様々な説があります。もっとも有名なのは、川に人形を流す桃の節句の儀式「流し雛」に由来するという説ですが、平安時代の貴族の娘たちが人形で遊ぶことを「ひな遊び」と呼んでいたことに由来するという説もあります。また、この2つを組み合わせて「ひな祭り」と呼ぶようになったとする説もあります。
現在は誰もが知る定番のお祭りであるため、ひな祭りが存在しなかった時代を想像するのは難しいかもしれません。しかし日本の近代化が進んだ明治時代(1868~1912年)に五節句の祝日が廃止され、新しい祭事が導入されたことで、節句行事は一時衰えたとされています。けれどもその後、再び盛んに祝われるようになり、今日知られるような「女の子の日」として定着しました。この伝統的なお祭りは日本全国で祝われるため、この時期になると東京のホテルのロビーをはじめ、ショッピングモール、レストランなど、至る所で雛人形が飾られているのが見られます。
ひな祭りに飾る雛人形
伝統的な雛壇では、1段目に天皇と皇后の姿を模った内裏雛が並んで座ります。(出典:Shirota Yuri/Unsplash)
「お雛様」として親しまれる雛人形は、簡素なものから、手作りの紙人形、木彫りの精巧な(そして高価な)ものまで、見た目は様々です。お店で購入することもあれば、先祖代々大切に引き継がれることも少なくありません。女の子が初めて迎えるひな祭りを祝う前に、家族が贈り物として購入するのが恒例ですが、なかには女の子が産まれてすぐに用意する家庭もあります。
雛人形は、伝統的な配置通りに並べることで、その家庭の女の子に幸運と健康がもたらされると言われています。
雛人形の種類
伝統的な雛人形は15体の人形と小物で構成されており、「雛壇」と呼ばれる5段から7段の台に飾られます。雛壇は赤い絨毯のような布で覆われ、人形はそれぞれ平安時代の天皇と皇后、そして宮廷に仕える人々を表しています。
雛壇の1段目には、内裏雛[だいりびな]と呼ばれる男雛(天皇)と女雛(皇后)が金の屏風を背景に並んで座ります。関東で作られる関東雛は、向かって左が男雛、向かって右が女雛ですが、京都で作られる京雛ではこれが逆になります。人形の隣には、「ぼんぼり」と呼ばれる灯りが置かれ、他にも花器、桃の枝、庭木などが1段目に飾られます。
内裏雛のすぐ下に並ぶのが「三人官女」で、一般的にお酒を注ぐ酒器や杯を乗せる台を手にしています。
3段目に並ぶのが、「五人囃子」と呼ばれるお囃子の男性5人で、そのうち4人がそれぞれ異なる楽器を持ち、歌い手である最後の1人は扇子を持っています。
4段目には、天皇皇后の護衛で、弓と矢を持つ2人の「大臣」が座り、その間には天皇皇后への贈り物が飾られます。
5段目には、「泣き上戸」「笑い上戸」「怒り上戸」と呼ばれる、3人の「仕丁[しちょう]」(宮廷の雑用係)が並びます。
そして大きい雛壇の場合、その下の段には箪笥や鏡台、茶道具などが飾られます。
雛人形はいつから飾るの?
一般的に、ひな祭りの日の約1ヶ月前、立春(節分の翌日、2月4日ごろ)を目安に飾ると良いとされていますが、雛人形を飾る時期に明確な決まりはありません。遅くとも、ひな祭り当日の1週間前ごろまでには飾り終えておくのが良いと言われています。人によっては、縁起の良い大安の日を選ぶこともあり、また、雨水の日(2月19日ごろ)に飾ると良縁に恵まれると伝わる地域もあります。ひな祭りの前日に飾ることは「一夜飾り」と呼ばれ、縁起が悪いとされています。
雛人形は2月4日以降の大安、友引の都合の良い日に飾るのがベストです。
雛人形はいつまで飾るの?
「雛人形を片付けるのが遅れると、その家の女の子の婚期が遅れる」という昔からの言い伝えもありますが、雛人形をしまう時期に関しても特に決まりはありません。一般的には、ひな祭りが終わったら、できるだけ早くしまうのが望ましく、啓蟄[けいちつ]の日(3月6日ごろ)に片付けるのが良いという言い伝えもあります。絹などの素材が使われた繊細な雛人形を守るためにも、湿気の多い雨の日はできるだけ避け、晴れた日に片付けるのが良いとされています。
ひな祭りの過ごし方
ひな祭りの色といえば、桃の花の色でもあるピンク。「桃の節句」とも呼ばれるこの日には、桃の花を飾るのが定番です。(出典:Maarten Deckers/Unsplash)
「女の子の日」であるひな祭りは、主に女の子がいる家庭内で行われる行事です。しかし、日本の至るところでその雰囲気を味わい、体験することができるでしょう。この時期に欠かせない、日本でしたいことのひとつです。
ひな祭りのお祝いの中心となるのは食べ物です。ひな祭りには、この日を象徴する色とりどりのご馳走が並びます。
ひな祭りの食べ物
ひな祭りの伝統的な食べ物のひとつがひなあられで、お祝いらしくピンクや緑などの色がつけられています。またこの日は、海鮮など色鮮やかな具材が載ったちらし寿司を食べるのも定番です。
もうひとつの定番料理が、潮汁と呼ばれるハマグリの入ったお吸い物です。ハマグリの貝殻は元々対になっているもの以外とはぴったりと合うことが決してないため、「仲の良い夫婦」の象徴として、この日に食べられるようになったと言われています。
また、ひな祭りには甘いお菓子も欠かせません。ひし形のお餅が3つ重なったひし餅は、それぞれに異なる色が施されており、桃色はクチナシ、白はヒシの実、緑はヨモギで着色されています。特徴ある形は、繁殖力の強いヒシの実をモチーフとしていて、子孫繁栄を象徴すると言われています。
さらに、餡が入った桃色のお餅を桜の葉で包んだ「桜餅」も、ひな祭りでよく食べられるお菓子のひとつです。
桃色のお餅で餡を包んだ桜餅は、ひな祭りの定番のお菓子です 。(出典:Fly D/Unsplash)
食べ物以外の風習として、ひな祭りに「つるし雛」を飾ることもあります。つるし雛とは、糸で様々な形の小さい人形を吊るした飾りで、着物の余り布で作った手作りの人形を飾ることもよくあります。
女の子の日であるひな祭りは、長い歴史のある日本の伝統行事です。今年はひな祭りをどのように過ごしますか?
ひな祭りに関するよくある質問
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ひな祭りは何のお祝いですか?
ひな祭りは、女の子を祝う日です。この日、女の子のいる家庭では、娘の幸運と健康を願ってお祝いをします祝います。
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ひな祭りはどのように祝われますか?
ひな祭りで最も重要なのが、5段飾りや7段飾りなどの伝統的な雛人形を飾ることです。平安時代の天皇皇后の姿を模った内裏雛[(だいりびな)]が、雛壇の1段目に飾られます。
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ひな祭りには何を食べますか?
伝統的なひな祭りの食べ物は、ひなあられです。桃色の桜餅も、ひな祭りの定番のお菓子です。
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ひな祭りには何をしますか?
ひな祭りには、家族は娘の幸運を願って、伝統的な雛人形を飾ります。また家族でひな祭り定番の食事を楽しみます。一部の地域では、今でも紙や藁でできた人形を川に流す儀式が行われており、これは幸運を願い、悪霊や災難を追い払うためと言われています。
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ひな祭りには何を着ますか?
ひな祭りの日の衣装に決まりはありませんが、女の子に色鮮やかな着物を着せることもあります。