ナンシー寺の仏像引き祭り

200年以上の歴史を持つ、バンコク唯一の仏舎利奉納の伝統行事。ナンシー寺の水上仏像引き祭り 「ナンシー寺の仏像引き祭り」はバンコクで唯一の伝統行事です。 この行事は、仏舎利をナンシー寺に奉納することから始まり、仏像を船に乗せて運ぶことで知られています。初めてこの祭りが行われた年は記録されていませんが、ラーマ5世の時代には、トンブリー地区の両岸のコミュニティにとって重要な年間行事となっていたことが文書に記されています。このため、この伝統行事は現在まで長く続けられてきました。 ローイクラトン祭りの後、12月の1日から3日までの3日間がナンシー寺の仏像引き祭りの日とされています。初日は、ナンシー寺の僧侶と地元の人々が寺内に安置されている仏舎利を水で清めます。翌日、仏舎利を船に乗せて仏像引きが始まります。適切な時刻になると、船の行列がナンシー寺から出発し、ダーン運河沿いを左折してバンコクヤイ運河に入り、運河を進みながらタリンチャン地区のチャクプラ運河に到達します。そこから右折してバンコクノイ運河に入り、再び右折してチャオプラヤー川に出ます。その後、バンコクヤイ運河に入り、ダーン運河に戻ってナンシー寺に戻ります。 ナンシー寺の仏像引き祭りは毎年12月の2日に開催され、今年は2024年11月16日から18日まで開催されます。この祭りでは、仏舎利を水で清めることで人生の幸運を祈り、仏舎利を奉納する船の行列を見学することができます。