非遗館ではもう新年が始まっています

中国工芸美術館・非遺館見学記 最近、国家級無形文化遺産プロジェクトに夢中になっています。北京に非遺館があると聞き、平日に喜んで訪れました。人が少なく、非遺の美しさをゆっくり味わえると思ったのです。 館内に入るとすぐに、地下1階の春節非遺展に引き寄せられました。人が少ないと思っていたのですが、福の字の拓本を取る列が10数メートルも続いていて、皆さんの伝統的な年中行事への熱意は衰えていないようです。でも、これで濃厚な年の雰囲気を感じることができました。ここでは、故郷の山西省の面人形や切り絵を見かけ、馴染みのある要素に親しみを感じました。他の地域の春節特色アイテムも目白押しでした。現場での非遺パフォーマンスも素晴らしく、賑やかな雰囲気が一気に伝統的な春節の活気ある情景へと私を引き込みました。 上の階に上がると、蘇工蘇作展が目に飛び込んできました。精巧な蘇州刺繍に感嘆せずにはいられません。牡丹は艶やかで、景色は美しく、動物は生き生きとしており、一針一針が江南の秀麗さを表現しています。玉石展も独特で、青みがかった玉石は南方特有のしっとりとした雰囲気を醸し出し、霧雨のようにぼんやりとして、まるで優しい物語を語っているようでした。 新疆展示室は別世界でした。多くの美しい陶器が展示されています。入り口には素朴で特別な焼成前の黄色い陶器が置かれ、焼成後の陶器は色とりどりで見事でした。その中にいると、まるで神秘的な異国の砂漠に足を踏み入れたかのように、独特の西域の雰囲気を感じることができました。 最上階では、各地の非遺展示が一堂に会していました。京劇や昆曲の奥深い味わい、獅子舞の活気、凧の色彩豊かさなど、どれも目を奪われるものばかりでした。この階は春節展以外にも子供たちが多く、彼らは好奇心旺盛に展示品の間を行き来し、非遺の伝承に新たな活力を注いでいました。 今回の中国工芸美術館・非遺館の見学を通じて、非遺文化についてより深い認識と理解を得ることができ、これらの貴重な文化遺産をさらに大切に思うようになりました。