田舎の創造が進行中…

新場古鎮という名前の「新」と「古」という二文字は明らかに矛盾していますが、自然と「新しさ」を発見したくなります。ここは成都から近く（車で1時間）、古い町並みもあるので、レジャーや観光に適しています。古鎮の駐車場から遊歩道を通って中心部に向かうと、2分ほどで右手に2階建ての建物が並び、その前に一連の展示パネルが置かれているのが見えます。立ち止まって見上げると、流沙河老人（中国の現代詩人、作家、学者、書道家）が題字を書いた赤い扁額に「三加二読書会」と書かれているのが目に入ります。展示パネルをよく見ると、農村の人々が身近なところで「読書の自由」を実現できるようにする取り組みと実践の物語が語られています。三加二読書会は農村の公益図書館であり、農村創造の中心地でもあります。 図書館の構造はシンプルで分かりやすく、1階のホール中央は農村創造の展示スペースになっています。左手は読書スペース、右手は文化創造のためのカフェスペースです。2階は民宿と教室（大小3つの会議室があります）になっています。 三加二読書会は花や木々に囲まれており、ブーゲンビリアの鮮やかさとイチョウの黄金色の葉が四季を凝縮しています。小さな文化創造商品や小さな多肉植物の盆栽が、驚きと喜びを交互にもたらします。座ったり歩いたりする場所のどこにでも、手に取れる本が置かれています。 新場を訪れる際は、寄贈する本（たとえ読んだ跡があっても）を持参し、あなたの感想を語ってください。本と人の物語がこうして続いていくのです。