孤山の白蘇祠、杭州で最も敬愛される歴代市長！

杭州で最も有名な市長といえば、白居易と蘇東坡が挙げられます。二人は勤勉で民を愛し、杭州の水利史や観光PRにおいて多大な尽力をしました。 白居易と蘇東坡を最初に記念したのは、宋の初期にさかのぼります。孤山の竹閣、すなわち三賢堂では、白居易、蘇東坡、林和靖を祀っていました。南宋の乾道5年（1169年）に、宝石山下の水仙王廟内に移されました。 1798年、杭嘉湖兵備道の秦贏が孤山の四賢祠跡地に蘇文忠公祠を建て、蘇東坡を記念しました。1804年には、浙江巡撫の阮元が蘇文忠公祠の東に白文公祠を建て、白居易を記念しました。 1866年、杭州の著名な郷紳である丁丙が白公祠を再建しました。この場所は平湖秋月、文瀾閣、西湖美術館に隣接し、断橋とも近接しています。 中央の堂の扁額には「英爽颉颃」と書かれ、柱聯は阮元の作で「欲共水仙荐秋菊、長留学士住杭州」とあります。これは「不然配食水仙王、一盏寒泉荐秋菊」に由来しています。 碑廊には明代の「蘇東坡、米芾画像」の石刻があり、中央には董其昌の書による「東坡先生自賛小像」があります。脇部屋の「廉」の文字の背景板は漢代の規矩文様を模しており、漢代の古鏡を象徴し、官吏は鏡のように人を映し、民を思いやるべきという意味が込められています。 白居易は杭州で民情に寄り添い、仁政を推し進めました。六井の浚渫、農地の保護、堤防の築造などの業績のほか、西湖管理の立法にも力を入れました。 西湖の名は白居易に由来し、彼は湖の管理方法を「銭塘湖石記」として石に刻み、湖畔に置きました。任期を終える前には、自身の俸禄の大部分を官庫に残し、西湖の浚渫のための固定基金とし、これが後に制度として引き継がれました。 蘇東坡は杭州で2度官職に就きました。彼は運河を開削し、葑草と淤泥を利用して蘇堤を築き、六橋九亭を建設し、湖水の最も深い場所に三塔を建てて水位観測の目印としました。これが有名な「三潭印月」です。 また、六井を修復し、茅山・塩橋の二河をそれぞれ10里以上浚渫し、龍山閘門を設置しました。災害時には救済活動を行い、米価を安定させ、設立した安楽坊は最古の公立病院となりました。