イスタンブールを巡る旅

イスタンブールは、世界で唯一アジアとヨーロッパの2大陸にまたがる都市です。かつてはローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国という3つの古代帝国の首都でした。古くから、その絶好の地理的位置、豊かな歴史遺産、魅惑的な融合文化で知られ、人文景観から自然景観まで、訪れる人を魅了してやみません。イスタンブールに来て初めて、「世界の首都」の意味を理解できるのです。さらに驚くべきは、この都市で最もロマンチックなのが公共交通機関のフェリーだということです。船の汽笛が鳴り響き、アジアとヨーロッパの大陸に響き渡る中、色とりどりの夕焼けと海を眺めながら、船がゆっくりと街から離れていくと、ブルーモスク、アヤソフィア、ガラタ塔が夜の色に染まり始めます。 タクシム広場は、それほど大きくはありませんが、その象徴的な建造物は広場中央にあるトルコの独立戦争と共和国の象徴である独立記念碑です。タクシム広場の周辺は商業地区で、街並みは非常に賑やかです。その中で最も代表的なのが、イスティクラル通り（「独立通り」の意味）と呼ばれる歩行者天国です。この通りは2~3キロメートルの長さがあり、両側には19世紀末から20世紀初頭に建てられた石造りの建物が立ち並び、1階部分はすべて商店となっています。観光客や地元の人々がそぞろ歩きをしたり、買い物をしたりと、にぎやかな光景を作り出しています。私たちもその中を歩きながら、トルコの雰囲気を味わいました。