山西旅行｜トウモロコシ畑の中の喬寺碑楼。

喬寺碑楼は道路のすぐそばにあり、建物全体が大きく威厳があります。構図が凝っており、線が繊細で、彫刻が精巧です。建築、レンガ彫刻、石彫刻、書道芸術が一体となった、見る機会の少ない芸術作品です。 喬寺碑楼は清の道光17年（1873年）に建てられ、地方で財を成した周氏一族が資政大夫の周万鐘のために建てた功徳碑楼です。 歴史的背景：周万鐘は倹約家で多才、商売の道に長け、財を成した後は郷里に恵みを施し、公共の建物を寄付するなど、人々から慕われました。 北向きで南に面した単体の建築物で、碑楼の石造りの基台は長さ17メートル、楼の高さは約15メートルです。楼は6間あり、単層の入母屋造りの屋根です。正面には5つの碑室と7つの通し碑があります。序文は道光15年乙未科の探花（科挙の第三位合格者）で周家の甥である喬晋芳が書いています。各室の間には石彫りの対聯があり、上部に石の扁額がはめ込まれています。碑文の書は水準が高く、楼の上部四面には木造の斗栱を模したレンガ彫刻があります。三踩単翘（建築様式の一種）、龍の形をした要頭（建築の装飾）があり、レンガと石の彫刻には人物、動物、花などが含まれています。全体的に保存状態は良好です。