霊石夏門梁氏古城。

夏門梁氏古城は山西省霊石県夏門鎮に位置し、明朝の万暦中期に建設が始まり、300年以上の歳月を経て、清朝の光緒年間に完成しました。古城は城郭式の民居建築群で、城内に城があり、独特の建築様式を持っています。古城内の建築物の多くは明清時代の古建築で、御史院、百尺楼、大夫第、御史府、知府院、道台院、永寧城などがあります。その中でも百尺楼は古城のシンボル的な建築物で、高さ40メートル、清の乾隆年間に建てられました。夏門梁氏古城は梁氏一族が300年以上にわたり数世代の努力によって建造した規模壮大な建築群で、山西省に現存する数少ない、比較的完全に保存された農村城郭建築の代表作です。古城式民居の典型であり、明末清初の人々が戦乱を防ぐために築いた城郭の建築遺構です。