頤和公館|一日民国時代のお嬢様になる。

|一日民国時代のお嬢様になる。頤和路歴史文化民国街区は南京の名刺とも言える存在で、そこに位置する頤和公館はまさに民国時代の歴史文化の縮図と言えるでしょう。頤和公館は26棟の異なるスタイルの別荘で構成されており、華やかさは失われても、青レンガと灰色の瓦の間に、今なお鮮明に感じられる歴史の重みがあります。優雅で荘厳なスタイルが、その唯一無二の魅力を物語っています。 今回宿泊したのは18号棟の188号室です。その超大型のアーチ型バルコニーに魅了されました。まるで民国時代の富豪の娘がバルコニーに寄りかかって心の内を数えているような情景が目に浮かびます。とても絵になる場所ですが、このアーチ型バルコニーがある部屋はこの1室だけなので、皆さん早めに予約することをお忘れなく。 洋館の扉を開けると、目の前に広がるのは純粋な民国風情です。全て無垢材の家具、木製のルーバー窓、クレオパトラバス、イラン産グリーン大理石など、控えめな贅沢さが感じられます。一瞬にして時が巻き戻され、映画のようなシーンが目の前にゆっくりと広がります。 夕食は100年の歴史を持つ西洋料理レストランを選びました。洋館と西洋料理は本当に相性抜群です。レストランはプライバシーが高く、照明の雰囲気も絶妙で、ゆったりとしながらも情緒豊かな時間を過ごせます。 先週宿泊したのに今週になってようやく整理して投稿したのはなぜかと聞かれれば、本当に頤和公館があまりにも絵になりすぎたからです。一枚一枚の写真がまるで物語を語り、一コマ一コマの感情を記録しているようで、なかなか手放せませんでした。