神との対話 - 茨の冠の帰還・夜のノートルダム大聖堂訪問！

数日間オンライン予約を試みましたが、予約が取れませんでした。最近ノートルダム大聖堂は非常に人気です。夜6時に並べば直接入れると聞き、友人とオルセー美術館から急いで向かいました。ちょうど6時に到着し、列を見ると、金曜日の夜にもかかわらず人々が密集していて、まるで夜に眠る巨大な龍のようでした。幸い、列の進みは速く、約30分で入場できました。 夜6時30分に入場すると、ミサがまだ行われており、テレビで鮮明に生中継されていました。人が多かったですが、実際にノートルダム大聖堂に入ると、その質素さに深く感動しました。想像以上に素朴で、丸みを帯びた可愛らしい木製の椅子や丁寧に磨かれた角々が、自然に帰るような安らぎを与えてくれました。しかし...油絵を除いて、壁画は少し期待はずれでした。醜いとは言えませんが、確かに精巧さに欠けていました。 最後の写真は、金曜日にしか見られない至宝の茨の冠です。その過去と歴史については、関連資料やドキュメンタリーをご覧ください。王冠の両側には聖職者が厳かに立っていました。隣にいたフランス人の若者が王冠について質問すると、神父は笑顔で丁寧に答えていました。 16日以降、ノートルダム大聖堂の開館時間が変更されるそうです。友人とミサを見ながら、改装後の大聖堂を真剣に見学しました。友人は変化が大きいと言っていましたが、私は以前の姿を見たことがないので、現在の姿を喜んで受け入れました。860歳の高齢でありながら、火災で大きな傷を負い、そこから新たな生命を得た大聖堂。夜のミサは、まるで時空を超えた神との対話のようでした。すべてが運命の配剤のように感じられ、時の流れの中で繰り返し、そして新たな出発を迎えているようでした。 夜のノートルダム大聖堂は美しく、満月が空に輝いていました。この時、大聖堂は新しい生命で自らの新たな未来を迎えようとしていました。