一つの村に二つの国（雲南省瑞麗市、4A級）

中国とミャンマーの瑞麗地域の国境線は曲がりくねっており、入り組んでいて明確な境界がありません。時には小さな水路や畦道が二国間の国境となっています。 銀井の「一つの村に二つの国」という観光スポットでは、中国側の威厳ある国境ゲートと警備に当たる武装警察、そして向かい側のミャンマー側に掲げられた国旗とミャンマー移民局の事務所がなければ、ここが二つの国だとは全く感じられないでしょう。両国の国境地域の住民たちは、どこでも見られる光景のように、バイクや自転車、手押しトラクターで自由に行き来しています。 村の「一つのブランコで二つの国」は国境線のそばに位置し、向かい側はミャンマーのマンシュー村です。ブランコに乗って軽く揺れると、瞬時に「国境を越える」ことができます。 一つの村に二つの国は瑞麗市街から約10キロ以上離れており、有名な中国・ミャンマー国境の71号境界標のそばに位置しています。国境線がタイ族の村を二分し、中国側は銀井、ミャンマー側はマンシューと呼ばれています。 景区内には一つの村に二つの国の井戸、一つの村に二つの国のブランコなどの見どころがあります。「一つのブランコで二つの国」は国境線のそばに位置し、向かい側はミャンマーのマンシュー村です。ブランコに乗って軽く揺れると、瞬時に「国境を越える」ことができます。 国境に自然の障壁がないため、中国のウリのつるがミャンマーの竹垣を這って実をつけたり、ミャンマーのめんどりが中国の住民の家に入って卵を産むといったことがよく起こります。 村の両国の人々は言葉が通じ、習慣も同じです。彼らは同じ道を歩き、同じ井戸の水を飲み、同じ市場に通い、仲良く暮らし、世代を超えて受け継がれ、美談となっています。