トルコの「ポンペイ」、エフェソス。

トルコのドライブ旅行を続けましょう！チェシュメを出発し、「大きなロバ」（車のニックネーム）に乗ってセルチュクの世界文化遗産、西洋でトルコのポンペイと呼ばれる「エフェソス」へ向かいます。ヨーロッパの歴史をひもとくと、古代ギリシャからオスマン帝国まで、知恵と文明が融合しています。60リラでエフェソスに入場すると、ここは地中海東岸で最も保存状態の良い古典都市です。紀元前10世紀にアテネの植民者によって建設され、初期の最も重要なギリシャ都市の一つでした。また、初期キリスト教の重要な中心地でもあり、近くの山には「マリア」の最後の住処があったと言われています。目の前の廃墟を見ながら、3000年前のエフェソスで知恵と権力が交錯していた様子を想像します。のんびりした猫たちが3000年前の石柱の上で太陽を浴びているのを見ると、彼らだけが何の心配もなさそうです。道中を楽しみながら歩いているうちに、時間を忘れてしまいました。デニズリの世界自然・文化遺産「パムッカレ」に到着したときには、夕日の名残りしか残っておらず、残念ながら景区に入ることができませんでした。後のさらに素晴らしい景色に影響を与えないよう、外観を数枚撮影しただけで先を急ぎました。夜道はナビに頼りますが、小さなナビが時々誤作動を起こします。真っ暗な小さな町に迷い込んでしまい、人も音もない曲がりくねった狭い道で、前方に城や吸血鬼がいるかもしれないと冗談を言い合いました。異国の地では安全第一、ナビに従って町を通り抜けることはせず、引き返して別のルートを取り、フェトヒエに到着したのは真夜中でした。4人の外国人が真夜中にこの有名な観光地でホテルを探すのがこんなに大変だとは思いもよりませんでした。1時間以上かけてようやく泊まれるユースホステルを見つけ、そのまま倒れ込むように眠りました。