宜昌路消防署

宜昌路消防署：上海市普陀区宜昌路216番地に位置しています。この建物は日本人商人の出資により、1932年に上海共同租界工部局によって建設され、工部局消防部門の直轄下にある6つの消防署の1つでした。当初は4階建てでしたが、後に一部が6階建てに増築されました。敷地面積は1,800平方メートル、総建築面積は3,130平方メートルで、鉄筋コンクリートとレンガ造りの構造です。外観は垂直線を強調したデザインで、基礎部分の窓間の壁は上下に貫通し、窗の上下には茶色のタイルが装飾されています。塔は30メートル以上の高さがあり、垂直線で装飾され、細い窓が開けられ、上に向かって狭まっています。頂部には八角形の展望台が設けられ、モダニズム様式を特徴としています。この消防署の建物は1999年に上海市第3回優秀歴史建築に指定されました。