ヴィクトリア女王ビル

ヴィクトリア女王ビル（Queen Victoria Building、略称QVB）は、ニューサウスウェールズ州の州都シドニー（Sydney）の中心部、最も繁華なジョージストリート（George Street）に位置し、シドニー市庁舎（Sydney Town Hall）とセント・アンドリュー教会の隣にあり、シドニー最大のショッピングセンターで、有名なファッションデザイナーのピエール・カルダンはそれを「世界で最も美しいショッピングセンター」と称賛しています。 ヴィクトリア女王ビルは1898年に完成し、建物自体はドーム型のローマ様式の構造です。オーストラリア人にとって、ヴィクトリア女王ビルはショッピングモールであり、レジャーに最適な場所であり、歴史の証であり、さらにはオーストラリア人の誇りでもあります。 現在見られるヴィクトリア女王ビルは、ガラスのドーム、カラフルなステンドグラスの窓、螺旋階段、アーチ、柱、手すり、そして複雑なパターンの床タイルなど、すべてが以前の原型を保っています。 ヴィクトリア女王ビルの建物自体はドーム型のローマ様式の構造で、頂上の中央にはガラスのドームがそびえ立ち、ショッピングセンターは長さ190メートル、幅30メートルで、ジョージストリートのほぼ全ブロックを占めています。ビル内には180軒以上の店舗、カフェ、レストランがあり、シドニーの高級ショッピングセンターの象徴です。地下のフードコートと1階の店舗は地域色が強く、多くの地元ブランドを購入することができます。上層にはPolo、Ralph、Lauren、Papoucciなどの国際的なブランド店があります。2階では、英国王室の宝石展示や、極めて豪華な中国の玉製の花嫁の駕籠（これは海外に伝わる唯一の中国の玉製の花嫁の駕籠として知られています）、特徴的な「ロイヤルクロック」（Royal Clock）や「グレートオーストラリアクロック」（Great Australia Clock）、玉樹などの歴史的な文物コレクションを鑑賞することができます。