洪安古町

洪安古町は、長江上流地域、重慶市南東部、秀山県の南東部に位置し、県庁から47キロメートルの地点にあり、重慶、貴州、湖南の三省市が交差する地点で、「渝東南の門」と称され、三省に一歩踏み込む地点です。清代の名士、章恺は詩で「蜀道が近く、春風が何処で分かれるか;黔地から吹き込む雨、楚天の雲に巻き込まれる」と述べ、一歩で三省に踏み込む地理的な利点を描いています。洪安古町には古い建築群が立ち並び、その工芸と造形は独特です。洪安全町は山に沿って水辺にあり、緑の木々が陰を作り、川の水は碧波が広がり、風景は絵のようです。洪安の古い街で最も風味があるのは索拉渡河船で、一本の鋼線で両岸の桟橋を結び、渡船の動力も結びつけています。客が乗船した後、船頭は船内で細い溝が掘られた2尺の丸木を巻き棒として使い、渡河の鋼線に一つずつ引っ張りながら船を対岸に引き寄せます。