昆明九郷観光区。

九郷観光区は雲南省昆明市宜良県九郷イ族回族郷内に位置し、昆明から90キロ、宜良県城から47キロの距離にあります。多層のカルスト洞窟、地割れ状の峡谷、天坑、洞窟の滝、縁石ダム、高原湖など、典型的なカルスト地形の地質奇観を有しています。有名な観光スポットには、叠翠峡（P1、P2）、惊魂峡（P3、P4、P5）、神女宮（P6、P7、P8）があります。 神女宮内には様々な形の鍾乳石、石筍、石柱があり、カラフルな照明に照らされると、まるで仙境のように美しく幻想的です。雌雄飛瀑（P10）：麦田河の水が地下洞窟を流れ、臥龍洞に入る際に河道の巨石によって二つに分かれ、谷底に流れ落ちて形成された2つの巨大な暗河の滝です。雌雄双瀑の落差は約30メートル、滝壺の深さは10メートル以上あります。 神田（P11、12）：この「田」の形は私たちがよく目にする棚田に似ています。地質学では縁石ダムと呼ばれ、ここでは巨大な規模で見られます。 地下逆さ石林（コウモリ洞、P13、14）：コウモリ洞は開発前に何万匹ものコウモリが生息していたことからその名がつきました。しかし、照明の設置や観光客の来訪により、多くのコウモリは近くの他の洞窟に移動してしまいました。コウモリ洞内の独特な景観は「風吹石弯」と呼ばれ、洞窟天井の鍾乳石から滴る水が強い気流によって徐々に移動・凝集し、長い年月をかけて横に傾いた形状になりました。その規模が大きいため、逆さ石林の景観を形成し、まるで石林が洞窟の天井から逆さに吊るされているように見えます。張口洞古代人類居住遺跡（P16）。