週末は「仏門の都」青蓮寺へ

「仏門の都」青蓮寺。青蓮寺はオンライン予約が必要で、入場料は不要です。青蓮寺は「晋魏河山第一寺」「仏門の都」の美称で知られています。 青蓮寺は北斉の天宝年間に高僧慧遠によって創建され、当初は清化寺と呼ばれていました。仏教の言葉に「青蓮第一」とあります。蓮の花は仏教と密接に結びついており、仏が蓮台に座すことは定めとなっています。青蓮は蓮の中で最高とされ、天下の寺院はあえて青蓮の名を冠することはありませんでした。慧遠大師は歴史上「斉隋の泰斗」「釈義の高祖」「僧中の龍」と称され、青蓮寺に無上の栄光をもたらしました。さらに、仏教界のために霊璨、慧遷、慧暢、善胄、智徽、弁相、智岑など多くの仏教界のエリートを育成し、当時の仏教界をリードしました。唐の咸通8年、唐の懿宗により「青蓮寺」の寺号が下賜されました。青蓮寺の僧侶たちは既存の規則にとらわれず、宗派にこだわらず、各宗の長所を吸収し、浄土宗、地論宗、四分律宗の開祖となりました。唐代には、智岑禅師がここで法華道場を開き、天下28人の高僧が青蓮寺に集まって法華経を講じ、大きな話題となりました。青蓮寺は隋唐時代の仏教界が憧れる聖地となり、「隋唐の仏都」と称されました。北周末期、慧遠大師は朝廷の命を受け、青蓮寺の経典を携えて少林寺に入り、経典と武術を伝授し、少林武功を生み出しました。「文は青蓮、武は少林」として中国全土で名を馳せました。現在は全国重点文物保護単位となっています。 青蓮の勝境、八宝浄土。寺院全体は上寺と下寺の2つに分かれ、山に寄り添い水辺に面しています。上下が互いに望み合い、互いに映え合い、「蔵」の妙を暗に合わせ、造景と得景を一体化させ、自然への帰依の永遠の美を呈しています。寺院の外には雄大な山々と美しい景色が広がり、寺院内には古い柏の木がねじれた枝を伸ばし、銀杏の木が空高くそびえ立ち、まさに天与の仙境と呼ぶにふさわしい場所です。