上海|標高6550cmの東佘山の冬はこんな感じです
|標高6550cmの東佘山の冬はこんな感じです。ここは上海の東佘山で、徐霞客が5回も訪れた場所であり、徐霞客游記の起点でもあります。
ここは広くはなく、山も高くありませんが、訪れる価値は十分にあります。なぜなら、ここには季節ごとに独特の美しさがあるからです。自然を愛し、美を見出す才能がある方なら、きっとここで求める美しさを見つけられるでしょう。
入口を入ってすぐ右手に、酸棗の木があります。北方の酸棗ではなく、南方の酸棗の木です。果実の核は五眼果で、数珠を作るのに使えます。果実は酸っぱくて粘り気があり、少し甘みもあります。今は葉が全て落ちていますが、まだ枝に酸棗の実がいくつか残っています。風が吹くと落ちてきて、運良く2つ拾うことができました。この酸棗の木はかなり古いものだと思います。徐霞客もこの木の実を食べたことがあるのでしょうか。これは古人との時空を超えた対話と言えるでしょうか。ねえ、あなたが食べた実は酸っぱかった?
さらに進むと、左手にはカエデの木と、メタセコイアが赤く色づいています。その赤さは特別で、自然の調色盤🎨はいつも予想外の驚きを与えてくれます。さらに進むと登山の階段があります。標高がたった60メートルほどなので、山を登っている感覚を味わい始めたときには、もう山頂に着いてしまいます😂。
山頂からの景色も素晴らしく、天体望遠鏡や山水を見ることができます。実際、自然のエネルギーは無限大です。自然界のすべてを全身全霊で感じ始めると、それまでの悩みなどちっぽけなものだったと気づくでしょう。
ここは来た道を戻らないコースになっています。人生と同じように、過ぎ去った時を振り返ることはできません。ここも同様で、蘭筍山荘側の出口から下山することになります。これの良い点は、同じ景色を二度見ることがないということです。
もし自然が好きで、山や川、美しい景色、鳥のさえずりや花の香りを楽しみたいなら、時間があるときに東佘山に来て、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。