[2025 興城 観光スポット]薊遼督師府の観光ガイド（1月更新）

　　明の天啓年間、寧遠城は新しい督師を迎えました。その人物こそ、明末の名将、袁崇煥でした。寧遠駐在中、袁崇煥は寧遠と寧錦の二大勝利を収め、崩壊寸前だった明王朝をさらに20年近く存続させました。後金の離間計によって、崇禎皇帝は讒言を信じ、袁崇煥が敵国と内通していると断定しました。その後、袁崇煥は凌遅刑に処され、一代の名将は無念のうちに命を落としました。10数年後、明王朝も慌ただしく歴史の舞台から姿を消しました。

蓟辽督師府は遼寧省葫芦岛市興城市にあり、典型的な北方の古代の衙門建築群です。明末期に建てられ、明末の兵部尚書の袁崇焕が蓟辽を督師する際に建てられました。この府は明代北方の最高軍政指導機関で、遼東、蓟鎮などを管轄し、敷地面積は10292.27平方メートルです。府内には府門、儀門、善庭、申明庭、正堂、蓟辽都師史料展、袁崇焕記念館などの景観があります。袁崇焕はここで寧遠の大勝利と寧錦の大勝利を指揮し、民族英雄となりました。