東京新聞、七日の社説「追悼・鈴木修さん 「軽」に活路 独創的経営」。
《 その言葉は「小・少・短・美」「現場・現実」「中小企業型経営」といった行動理念としてスズキの経営を支えている。 》
「重厚長大」の反対語「軽薄短小」が以前流行ったが、どちらもなんかしっくりしなかった。「小・少・短・美」は、この社説で知った標語だが、だよなあ、と、美術への眼差しに使えるな、と思った。美術界は相変わらず油彩画など「重厚長大」が幅を利かせているようだが、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、ヨハネス・フェルメールの絵は大きくはない。むしろ小さい。『モナリザ』も。巨大で立派(に見せたい)なモノは「ご立派!」と一言誉め言葉を与えてさっさと去るに越したことはない。
夜明け前、ふっと目覚め、展覧会の企画が浮かぶ。じつに面白い。が、現状では無理筋。見送る。夢の展示は、味戸ケイコ(イラスト)、内野まゆみ(デザイン)、奥野淑子(木口木版画)、上條陽子(洋画)、つりたくにこ(マンガ)、の五人の女性美術家展。私の推す五人。ここに公開しておけば、どなたか奇特な方からお声がかかる、かもしれない。
午後、病院へ。少しずつ恢復基調にあるようだ。が、体力が戻るには時間がかかるだろう。午後五時帰宅。強風が一日中吹く。