小学生時代3

はじめまして

ついに日直の日がやってきた。

ズル休みを「一回だけ許す」という父親との約束があったので、それを使ってしまおうかと思ったが、迷った末、しなかった。

オレの日直の日は、幸い、月曜日で、日曜日の休みを挟んでいた。

日曜日、オレは庭先で遊んでいて、夕方、落ちていく太陽を見ながら、生涯忘れられないこと、その後、活発に動き回っていく自分の考え方を悟った。

 

「結局、黙ってたって時間は過ぎるんだ。明日だって、すぐに過ぎて、次の日が来るんだ。次の日になれば、僕は日直じゃないじゃないか」

なぜかこんな言葉が自分の胸の中で芽生え、失敗したって時間はすぎるし、別になんてこともない。今まで何を心配していたんだろう?

別に怖がることなんて何もない、勝手に時間は過ぎるんだ。

 

そう思ったとき、今まで日直が怖かった自分が、変わったことに気づいた。

 

 

そして当日、オレは皆がやっているように日直をこなして、別になんともないことを知った。

それからしばらくたって、新しい学校に入校することになり、前述した狂言で、普通にクラスの人気者になれるようなった。

 

新しい校舎で、忘れられない友人にも出会うことができた。

 

そして、小学校を無事に卒業して、中学へ入学することになる。

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