長野市立小学校で2014年度、当時1年の男子児童がいじめを受けPTSDを発症した事案について、市の再調査委員会は2024年12月26日、調査報告書を市に答申した。
当該案件については、調査委員会が2018年に調査報告書を答申していたものの、いじめについて「当該児童が発達障害を持っていた」として、比較的軽度のいじめでPTSDを発症したとする記述になっていた。
被害者側が検証内容に異議を訴えて、再調査委員会が設置されていた。
再調査委員会での調査・検討では、児童へのいじめがあったと改めて認定した上で、発達障害の影響でPTSDを発症したなどとする当初の調査委員会報告は変更すべきとの答申をおこなった。
雑感
発達障害という要素があったからといっても、それはいじめを軽く扱うような口実にするのは、誤りであろう。差別的な内容になっているという両親の訴えも当然だといえる。それを是正するような再答申が出されたのは、一定の前進ではある。