友人の部屋を訪れると、ときおり思います。
よく整った部屋だな・・・と。
居間にはソファー、和テーブルに小ぶりの箪笥。
キッチン、トイレ、そして座敷も一通りの物や家具が置かれている。
一方、私のところは、生活に必要な最低限度のもの以外、
家具などはほとんどなく、一つあった衣装ダンスは押し入れにしまいこんである。
部屋にあるのは大きめの本棚とパソコンに向かう時の机くらい。
また、居間には足の長いテーブルと小さめの本棚、
そしてテレビくらいで、あっさりしている。
独り暮らしを始めた20代前半の頃は、興味に任せてあれもこれもと
ベッドや鏡台、箪笥なども集めてみたが結局、
物が少ない部屋が自分には落ち着くということがわかった。
もしこの先、部屋数の多い家に住むことがあったら、
一つは何も置かない部屋にしたいと思う。
そんな私ですが、これはと思うものがあったら何とか手にしたい。
例えば、《ステンドグラス》が好きです。
古くは教会からはじまり、今では家具やアンティークの雑貨など
身近なものにも使われているステンドグラス。
ただ画像を眺めているだけで心が華やぎます。
ブログのトップページにも掲げてありますが、
ほかにどんなものがあるのでしょう?
検索してみるといろいろあります。
中で目についたものをいくつか並べてみました。
こうして見ただけでも様々な模様、線、色彩が施され目を奪われます。
ステンドグラスは、1500年以上前から作られているそうですが、
どうしてこうしたものが作られたのか、その由来などを少し調べてみました。
◆ステンドグラスとは
板ガラスに線描や着色を施して窯で焼き上げたもの。
色、形状、光の演出など、多彩な魅力を持った美術品。
ガラスの色とデザインによって空間の雰囲気を変え、
視覚的にも癒しの効果をもたらす。
また色は心理面に影響を及ぼし、青色はやすらぎを、
赤色はエネルギーを、黄色は明るさを現す。
◆ステンドグラスの由来
中世のヨーロッパで宗教を教えるために、
教会の窓にガラスを使って絵を描いたのが始まりとわれている。
その後、観賞用に皇帝や貴族の邸宅で利用されるようになり、
日本では明治以降、ガラス窓を飾る装飾として人気が高くなった。
19世紀末、フランスを中心にヨーロッパで、
アール・ヌーボー(新芸術の意)と呼ばれる花、樹木、蔦、女性
などをモチーフにした新様式が流行。
また、それに対抗するように「アールデコ」と呼ばれるシンメトリー
(左右対称のデザイン)や直線的な幾何学模様が、
ヨーロッパのみならずアメリカ(ニューヨーク)で流行する。
太陽の光が差し込むと、ガラスの模様が浮かび上がってキラキラ輝くその独特な美しさは広く愛されるようになり、現在では高窓や、家具の扉、ランプなど、一般住宅にも取り入れられるようになる。
これらの画像を眺めていると、
ステンドグラスランプが部屋にあったらいいな・・・
その明かりのもとで読む本は、
ひと味違うのではないか?
そんなことを思います。
暖かくなって身体がもう少しよくなったら、
何処かステンドグラスの店に行ってみようかな、
などと考えています。