年末の番組で、「オールスター合唱バトル」というのがあるのですが、これを偶然観ていました。

今年の夏の再放送が夕方ぐらいだったかな（多分）、それを観て、ミリオン再生合唱団（SNSで主に活躍しているアーティスト）の歌う「浪漫飛行」が、鳥肌もので、とりあえず凄くて、聞いていてこちらも楽しいし、感動するしで、なんかとりあえず興奮していました。アレンジとか、声のバランスとか、見せ方をよくわかっていますよね。

すげー！！！って。

ミリオン再生合唱団（SNSで活躍する次世代アーティスト）とミュージカル合唱団が、同点優勝でした。

残念ながら、テレビをつけるのが遅くて、ミュージカル合唱団の曲は見損ねてしまいしたが、YouTubeで見たら「白日」を歌ってて、それはもう凄かったです。

 

それで、その後に放送される年末の放送を観ました。

どうして、感動するってこんなにパワーがあるんでしょうね。

 

「オールスター合唱バトル」は、各チーム（合唱団）、二曲ずつ歌いまして、合計点数で順位を競います。一巡目の点数も大きく影響するシステムですね。

他のチームも含めていろいろありました。面白いというか楽しいというのもありましたけれど、みんな真剣そのものだし、なんというか二曲の音楽を通してドラマがありました。

私が注目していたミリオン再生合唱団は、「レットイットゴー」でしたが、期待を裏切らないアレンジの力で、コーラス。原曲の良さを失わせないどころか、自分達のものにしたうえでの歌でした。凄いです！！！

 

二曲目のお話しです。

演歌合唱団は、基軸となる山川豊さんが闘病中で本番組は欠席かと思いきや、二曲目に登場。山川豊さんは、演歌歌手の皆様の精神的支柱のようでした。

二曲目は、MISIAさんの「Everything」です。

正直、顔色悪いけど、歌える？と思っていました。でも、さすがはプロで、これ闘病中？と思いました。

周りの山川さんを支えようとする力もすごいし、曲もマッチしてて、会場は号泣。演歌合唱団のもつすべてが、この一曲に込められているように聞こえました。

もちろん、合唱自体は素晴らしいもので、一体感もすごいし、歌唱力も高いし、感動ってこういうことだよねって思いました。もうこの合唱団が優勝では？とも思いました。

この雰囲気の中で歌って、後のチームはもう大変だなぁと思っていました。

 

その後、一旦違うチームが挟み、その後に、ミリオン再生合唱団の「僕のこと」

（ミセスグリーンアップル）を歌っていました。

曲自体は、「浪漫飛行」に負けず、アレンジもいいし、コーラスも良い感じだし、アクセントすごいし、歌唱力がそもそも高いから声の幅広いし、とりあえず凄かったです。

ぶれない歌唱力、一体感、それを大前提としたメッセージ性。曲の歌詞が、まさにSNSで活躍する皆さんの境遇や苦しい道、バックグラウンドを映しているような気がしているようでした。

というのも、私はミリオン再生合唱団の皆さんのYouTubeも見たことないし、インスタもフォローしていませんので、全く知らない人です。さっき再放送みて、テレビをつけただけの人間なのですが、歌を聴いているだけなのに、皆さんの気持ちの重さ、そのうえでの前向きさが伝わってきて、聞いていて泣けてきました。

なんというか、仕事でグチグチ言っている自分が小さく思えたし、もっと頑張ろうって思いました。

曲が終わった後のコメントを聞いていても、苦しい時間が結構あったんだなって思いましたし、だからこそ、曲に乗せられる思いは格別なんだろうし、だからこそ、あの音楽になったんだなと思いました。

点数とかじゃなくて、これが音楽の力だし、音楽のもつ魅力だろうなと思ったし、きっとこれを観て音楽を志す人が出てくるんだろうなと思ったし、なにより、勇気づけられる人がたくさんいるだろうと思いました。

もう、この曲がフィナーレと言ってもいいぐらいの感じでした。優勝確実です。

 

この後、今年夏のときは同点優勝のミュージカル合唱団の歌でした。

二曲目は「クリスマス・イブ」でしたが、さすがプロです。直前のミリオン再生合唱団の雰囲気を一瞬で喪失させ、自分達の世界へ連れて行く感じ。

イントロと間奏のときの、クリスマスの町並みを想像させる各アーティストの話し声が、もう街中にいる感じにさせてくれて、「あ、さすがミュージカルのプロだ」と思いました。心つかまれる感じです。

これもすごい良い曲だし、ミリオン再生合唱団との曲にひけも取らないし、また同点優勝かとも思いました。同居人は泣いていました。私もですけれど。

ですが、僅差で、優勝はミリオン再生合唱団でした。

 

今回の歌は、みんな背負っているものがあって、その重みや前向きさが音楽に乗っている感じがしました。

音楽ってすごいですよね。

音楽の感動させる力ってなんですかね。

感動するって、何でこんなにパワーがあるんですかね。

 

＜PR＞