楽天トラベルは9月30日、政府が10月11日から開始する観光支援策「全国旅行支援」について、既存予約であっても、利用条件を満たす場合に予約者自身の割引申請によって、割引対象予約に切り替えることを発表しました。
「あとから割引適用」とは?
全国旅行支援の開始日は10月11日ですが、それ以前より成立していた予約に対し、後から全国旅行支援の割引を適用させる手続きのことです。 観光庁は既に予約を持っている場合でも、予約を取り直す必要がないように「既存予約についても対象となる」旨を発表しています。
「あとから割引適用」の注意点
楽天トラベルでは既存予約についても割引を適用できるとしていますが、適用についての注意点も挙げています。
・楽天会員での予約が対象。
ログインしない状態で予約した場合は対象外となります。
・「割引申請」対象は、国内宿泊、国内ツアー(航空券+宿/航空券+宿+レンタカー)のみ。
日帰り・デイユース予約、宿プラスレンタカーのレンタカー予約、国内日帰り観光バス・バスツアーは対象外です。
・「割引申請」の案内が間に合わない可能性あり。
各自治体の実施公式発表後に参加条件等の同意の有無を伺う関係上、一部の旅行期間には「割引申請」の案内が間に合わない可能性があります。
・全国旅行支援を実施する都道府県であっても、楽天トラベルで対象外になる可能性がある。
各都道府県の定める利用条件等の理由により、楽天トラベルでの予約は対象外となる可能性があります。
・施設やプランによっては対象外となる場合がある。
宿泊施設が「全国旅行支援」事業に参加していても、「割引申請」ができない施設やプランがあります。
・予約内容の変更を行った場合は対象外となる。
予約後に日程の短縮や料金等、予約内容の変更がされた場合、「割引申請」の対象外となります。
・既に適用されているクーポンが併用不可である予約は対象外。
併用不可のクーポンを利用して予約した場合は「割引申請」の対象外となります。
・併用可のクーポンでも対象外となる可能性あり。
既に適用されているクーポンが併用可能かつ併用上限数(国内ホテルは3枚、国内ツアーは2枚)に達していない場合でも、クーポンの種類によっては「割引申請」の対象外となる場合があります。
・国内ホテル予約でクーポンが3枚利用されている場合は注意が必要。
国内ホテルで既にクーポンが併用上限である3枚使われている予約は、全国旅行支援の割引と引き換えに、既存のクーポンのうち1枚が「割引申請」の対象外となります。
・国内ツアーの予約で2枚クーポンを利用している場合は対象外。
国内ツアー(ANA楽パック、JAL楽パック)の予約で、1予約あたり2枚のクーポンを利用している場合、「割引申請」の対象外となります。
・国内ツアーで対象施設等の条件が合致しない場合は対象外。
国内ツアー(ANA楽パック、JAL楽パック)は、旅程内において対象施設等の全ての条件が合致しない場合、「割引申請」の対象外となります。
・国内ツアーで予約変更等を行った場合は対象外。
国内ツアー(ANA楽パック、JAL楽パック)で、コンビニ決済を選択された予約、コールセンターにて人数変更(減員)を行った予約は「割引申請」の対象外となります。
・割引申請完了後であっても対象外となる可能性あり。
割引完了後であっても利用条件から外れた場合、割引も対象外となる場合があります。
・登録のメールアドレスが正しくない場合、割引申請の通知を受けられない。
割引申請の通知は登録メールアドレスに送られます。アドレスに変更等がないか事前の確認をおすすめします。
まとめ
じゃらんに引き続き、楽天トラベルも「あとから割引適用」を正式発表しました。各都道府県の利用条件がまだ出揃っていない段階なので、既に成立している予約にどれだけ適用できるかという心配はあります。また楽天トラベルでクーポンを利用している場合、どのクーポンを利用していたら対象外になるか少し分かりにくく混乱するかも知れません。ただ、JAL/ANAのダイナミックパッケージなども順次対応していくようですので、他の旅行会社やOTAなど対応できるところが今後増えていきそうですね。