ステムは誰かから回してもらうもの |
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2024年 04月 05日
この記事は3月18日(月)の出来事を書いたものです。 月曜日が休みの私は いつものように、だるま珈琲のカウンター席で マスターと世間話の午後を楽しんでいました。 すると、そこに、ゴールド咲きちゃんとしんしんさんが ライドを終えて入ってきました。 前の週、ゴールド咲きちゃんは 今までの自転車人生で最長のロングライド、 200㎞オーバーに挑戦したのですが 完走はしたものの多くの課題が見えてきたんですよね。 その中で、どうもロードバイクのポジションが違うんじゃないかと・・・ そう思ったそうです。 具体的には、ハンドルが遠いと感じたとか。 「ハンドルを近づけるため サドルを前にずらしてみたんです・・・」 しんしんさんがそう言うと 私とマスターは声をそろえるように言いました。 「そのやり方、違う」 ポジションを決めるには優先順位があって 先ずはサドル高、サドル前後位置、最後ハンドルの位置なんです。 細かいことを書きだすと 股下寸法の測り方から書かなきゃならなくなってしまいますので 割愛しますが、 サドル高やサドル前後位置で使用する筋肉が決まってくるんですよ。 ロードバイクっていうのは 長時間、長距離を走るでしょ。 そのためには全身の筋肉、 特に体の裏側の筋肉を使えるようにしなきゃならないわけです。 おしりの筋肉やら太ももの裏側、つまりハムストリングスとかね。 安易にサドルを前よりにすると 太ももの表側、つまり大腿四頭筋がメインになってきます。 大腿四頭筋はパワーがあって使いやすいですが 持久力がないんですよ。 タイムトライアルとか特殊な条件のポジションではなく あくまでオーソドックスなポジションは パワーと持久力を兼ね備えた体の裏側の筋肉を使える設定にするんです。 当然、サドル高とサドル前後位置が決まってから ハンドル高やステム長を決めていきます。 ポジション出しの重要性を知らない初心者は適当に決めてしまいがちですが 自分に合ったポジションを出すっていうのは1年がかりで取り組んでもおかしくないくらい 重要なんですよね。 最終的には自分の感覚で決定するんですが 自転車仲間の中に 一度決めたポジションをそう簡単に変更しない人がいる一方 ずーっと、走る度に、アーレンキーでいじってる人もいます。 ちゃんとしたフォームで走れることが前提になるかもしれませんが ポジションを決める手掛かりの多くは体の痛みだったりするんです。 例えば私の場合、ハンドルが1㎝遠いだけで腰が痛くなる。 それも、80㎞以上走らないと症状が出ない。 だから、超ロングライドを走るといろんな課題が見えてくるのは分かります。 安易にサドルを前にずらしたやり方を否定したマスターと私。 それならと、ローラー台を持ち出して ゴールド咲きちゃんのポジション出しに取り掛かりました。 閉店時間を過ぎただるま珈琲の店内で ワイワイガヤガヤとポジションを出します。 「ハンドルが遠いと感じるならステムを短いやつに交換してみることだね」 「それなら、僕が、前に使っていた6㎝のがあります。 それを使ってみましょう」 しんしんさんはステム交換の作業もやってくれることになりました。 自分だけでポジション出していたら 何本かステムを無駄にしなければならないでしょう。 自転車仲間がいると、その点はありがたいです。 ステムやペダルって 仲間内で回していくものなんですよね。 そういう仲間に巡り合えて しかも、だるま珈琲の店内で ああだこうだと言いながら作業する・・・ なんと幸せな時間なんでしょう。 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。 このブログは、にほんブログ村ロードバイク部門ランキングに参加しています。 下のバナーをクリックして人気投票していただけると嬉しいです。 ポチはどれでもひとつでいいですよ。 読んだら忘れずポチしてね。
by a-elf
| 2024-04-05 23:33
| 自転車コラム
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