● 子どもにイライラしたくない!親のイライラが消えると不登校の子どもが元気になる理由
おはようございます。不登校専門カウンセラーさくらです。
お子さまに、イライラすることはありませんか?
カウンセリングで「子どもにイライラしてしまいます」という声をよく耳にします。
特に年末年始、家族で過ごす時間が増えると、普段は気にならないことが目に付いてしまうもの。
「いつもゲームばかりで学校のことを考えていないのでは?」「年が明けたのに、これからどうするの?自分のことでしょ!」と言いたくなる気持ち、よくわかります。
実は、そのイライラは親と子の「違い」を感じる違和感から生まれるものなんです。
「私ならこうするのに」「なんでこれくらいできないの?」と思ってしまう時ありますよね。
私は息子に対していつも、そう思っていました。
返事をしない、さっさとやらない、何か言うと私をにらむ。「なんて生意気なんだろう」と感じたことも。
たとえば、息子の部屋は、不登校の渦中はゴミ屋敷でした。何がどこにあるのかわからない。食べた容器はそのままで、ごみ箱に捨てない。物で床が見えない。
でも「掃除したら?」と私がいうと「掃除をする」と息子が言う。私は、今から掃除をしてくれるかな・・・と待ってると息子は全然動かない。
私が「いつやるの?」と何度も部屋の前を通って確認したり、つい口をはさんでは息子をイラつかせていました。
でも、息子のプロファイリング分析をして人間性を理解してから、そんなやりとりは無駄な抵抗だったと気づきました。
息子には息子のペースと考え方があったんです。
行動が遅い。ギリギリしかやらない。さらに、自分がやりたいことしかしないタイプ。
だから、人に言われても心が動かない。うるさいなぁと思うと、しょうがないから返事はするけど、それで終わる。
私と息子は全く違う。私は、早めにやりたい人だった。だから私が余計なことを言うと親子関係が悪化する悪循環。
お互いにストレスを溜めてしまった時間、年月・・が本当にもったいなかったと思います。
親御さまの中には、イライラしても「口では何も言っていません」という方も多いです。実は親のイライラはお子さまにしっかり伝わっています。
「〇〇したい!」と言いながら行動しないお子さまを見ると、「口ばっかりで何もやらない」と感じることもあるかもしれません。
でも、それはお子さまのエネルギーが落ちているだけで、本来は「こうなりたい」という理想を持っている証拠なんです。
お母さまが何でもさっとやるタイプで、お子さまはのんびり構えるタイプがいます。
この組み合わせの親は我が子を待ちきれない。
お子さまの性質に加えて不登校でエネルギーが落ちているから、ますます動かないように見えてしまうのですね。
親と子は違う人間です。その違いを受け入れる!
すると、親御さまの気持ちが楽になり、親子の間に余計な摩擦が減っていきます。日々のやりとりもスムーズになりますよ。
「この子は私とは違うんだ」と気づいて腹に落とすことで、親子関係が穏やかになります。
親が自分の思い通りに子どもを変えようとしない。
「この子はこういう子なんだ」と受け入れる方が早くお子さまはエネルギーを溜めることができます。
親御さまがイライラを減らして心穏やかでいると、その安心感がお子さまにも伝わります。すると、お子さまも楽になり、やる気が湧いてきます。
私が息子を受け入れるようになってから、息子は「おっかぁ」と声をかけてくれることが増えました。それが本当にうれしいんです。
あなたもきっと、「お母さん!」とお子さまから話しかけてくれる日が来ますよ。
いつもあなたを応援しています。
「子どもが思った通りで、やらない方がいいことはどれもやってました!」と言われると、私も「一緒に頑張りましょう!」と声をかけたくなります。