緊急事態が発生したときに真価が問われる一人親方(フリーランスのリスクに備える) | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

緊急事態が発生したときに真価が問われる一人親方(フリーランスのリスクに備える)

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先日、今年の仕事納め(通訳の。翻訳の仕事は納めることなく、年越しで仕事になりそうです)で、英語ナレーションのお仕事に行ってきたお話をしました。

 

そちらの記事はこちら↓

今年の仕事納めはナレーションのお仕事でした | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

 

 

きょうはその裏話と言いますか…

 

ちょっと「自分も気持ちを引き締めなければ…」と思うことがありましたので、そのお話を共有したいと思います。

 

この度のナレーション収録は26日にあったのですが、実はこの仕事、もともとは月曜の23日に予定されていました。

 

それが、月曜の朝になって延期になりました。

 

なんと、映像制作会社の担当の方(社長さん)がインフルエンザに罹ってしまったのでしたガーン

 

延期になったこと自体は、私にとってはまったく問題でありませんでした。

 

①収録スタジオとなっていた制作会社のオフィスは、うちから徒歩でも5分ほど。車なら2分ほどという近さ!

 

②この日はあいにくの天気(雪まじりの雨)だったので、外に出たくないなぁという感じだったのでw

 

③ナレーション原稿を読む練習をする時間が増える(なかなか舌が回らないところがあったり、読み慣れていないところがまだまだあった!)

 

とまあ、延期になって嬉しい理由(口実)はたくさんあったのですてへぺろ

 

とはいえ、今回ナレーションを収録する映像は、どうやら年内が納期のようで、制作会社サイドとしてもちょっと急いでいたようではありました。

 

なので、あまりのんびりはできないだろうなぁとは思っていました。

 

また、私の事務所としても、年内に請求書を渡すことができたらいいなぁとは思っていたので、今回の3日の延期は私にとっては願ってもない好機となったのでした!

 

インフルにかかった社長さんには気の毒ですが、私にとってはありがたい話でしたw

 

ハチハチハチ

 

ところで、この映像制作会社は、本社が仙台にあるのですが、社長さんの地元である鶴岡にもオフィスがあり、山形県の自治体や企業などを中心に、全国いろいろなところのPR映像や案内板などを手掛けていらっしゃいます。

 

母体は建築事務所だそうです。

 

で、鶴岡のオフィスには、普段は社長さんひとりしかいらっしゃらず、今回、社長さんがダウンしてしまったために収録ができず、延期となったのでした。

 

こういうとき、一人でやっているリスクになるよなぁと、私も思いました。

 

フリーランスとして一人でやっている私としても、身につまされる話です。

 

体調管理をすることはもちろん大事ですが、しかし、どんなに注意をしても感染したり体調を崩したりしてしまうものです。

 

そういった事態が発生したときでも、仕事に穴を埋めないで済む方法を考えておいたり、だれかに迷惑を掛けないで進められる対策を講じておいたりする必要があるなと、改めて感じました。

 

本当の「リスク管理」は、病気にならなようにすることではなく(それが基本ですが)、病気になったときにも機能する構造・組織を作っておくことなのです。

 

 

余談ですが、当日は午前中に収録したのですが、実は午後に社長から突然電話が来て、なんと、収録したはずの音声が一部うまくとれていなかったようで、とり直しに行かなければならないというハプニングもありました。

 

でも、問題はありませんでした。

 

午後、ちょっとのんびりしていたのですが、すぐにまたスタジオへ出向き、ものの数分でとり直しは完了。

 

無事に映像も完成したようでした。

 

しかも、ついでに請求書まで手渡ししてくることができましたww

 

地の利を生かすことができましたねウインク

 

 

UnsplashGabriella Clare Marinoが撮影した写真

 

 

それでも、今回のナレーションの仕事は、インフルエンザやコロナなどの感染症や病気にかかった際のリスク管理の大切さを、再認識する良い機会となりました。

 

翻訳会社を通してやっている仕事は、病気などの際にも翻訳会社にある程度は面倒を見てもらえるので、その点は良いのですが、自分が直接クライアントから引き受けた仕事(今回の収録のような仕事)だと、そのリスク管理(リスクヘッジ)も自分の責任で行わなければならないので、そこが翻訳会社を通してやる仕事と直接やる仕事の、最も大きな違いの1つかもしれませんね。

 

(私は、今回の仕事のように、直接仕事をしているクライアントもいますが、翻訳会社を通してやっている仕事もあります。そちらが8割くらいでしょうか)

 

独立をして、あるいはフリーランスとして仕事をしようと考えている人は、こういうリスクについてもしっかりと考えておくとよいと思います。

 

体調がよいとき、平常時は問題ないのです。

 

自営業・フリーランスの一番大変なところは、緊急事態が起こったときの対処なのです。

 

そして、「緊急事態が起こらないようにする」ことも大事ですが、「緊急事態が起こったときの対処に備えておく」ことも、同じくらい大事なことなのです。

 

これも、自営業・フリーランスとして長くやる秘訣かもしれません。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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