欄干(らんかん)衝立(ついたて) | 羽黒神社宮司のブログ

欄干(らんかん)衝立(ついたて)

自然崩壊した本殿の下敷きになって、取り出せなかった欄干のついたてを、先日公費解体前の打ち合わせに来ていた業者さんが取り出してくださいました。


しかし、激しい衝撃で、激しく壊れております。

この欄干は、かつて本殿の前に一対置かれていたもので、
私が42歳の厄年の折、羽黒神社の氏子の同級生3人とともに奉納したものであり、なみなみならぬ愛着があるのです。

片方は、3月に来てくださった奈良のS宮司一行に取り出してもらったものの、もう片方は倒れた本殿に挟まれて、どうしても出せなかったのですが、
本殿が自然崩壊したことで、隙間が出来ていたようです。
(しかし、私は怖くてあの空間に入ることが出来ませんでした)

今日は午前中に2件、解体前の家のお祓いと、井戸埋めのお祓いを奉仕してから、
(立山連峰がくっきり)

では!

直します!
ずれた部分を木槌で直し、

見事に折れた足の部分をくっつけ。

いや~、久しぶりです、この手のお仕事♪

しかし、見えないように入っているビスが邪魔してるのか、なかなか矯正出来ないので、一旦ビスを抜いてみましたらば、
案の定、激しく曲がったものや、ポッキリ折れてるのも数本。
一瞬の衝撃が、よほど激しかったのでしょう。

ようやく形になりました。

欄干が一対揃いましたので、
模様替え!
高めの案(お供えの台)も数台直しました♪

少し、神社らしくなりました(?)






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