1月6日(月)北とぴあにて
今年の落語始め。
いつメンです。
おしゃべり 一同
つる 柳家小志ん
今戸の狐 桃月庵こはく
仲入り
夢金 三遊亭鳳月
最初小志んさんが出てこなくて、
こはくさんから今年から二人になりましたなんて振りがあってから
実は時間を間違えて、今襦袢を着ているところ、と。
出てきた小志んさんは袴姿で正装w。
トークでは初席のお話。
浅草も鈴本も両国亭も満杯だったのに、
普段は何故来てくれないのかと鳳月さんの嘆き。
まあ、三が日は年に一度寄席に行こうと言う人も多いだろうし、
1月6日初出勤の日の昼間は来る人が限られますよね。
小志んさんのつるはご隠居ではなく講談師の先生が教えてくれるパターン。
マクラで「講談師見てきたように嘘を言い」の振りがあったのが活きてきます。
本編も面白かったのですが、
今回は噺が始まってすぐに携帯を鳴らしてしまった方がいて、
それも2回続いて、さすがの小志んさんも噺を停めて対応した様子が可笑しくて。
あれが歌舞伎とか演劇だったら大顰蹙ですが、
落語ではほのぼのと笑いに変えるところがいいなあ、と思ったのでした。
(もちろん携帯は必ずOFFにしましょうね!)
こはくさんの今戸の狐、初めて聴く噺でした。
マクラでは符牒の説明があり、それが噺の肝になるのですが、
現代の私たちにはなかなかスーッと入ってこない言葉遊びなので、
直接的に笑える、という感じではありません。
でも、それが逆に落語の面白いところかなとも思います。
何も考えずに笑える噺もいいけれど、
こうして昔の生活や風情が背景にある噺もいいものですね。
鳳月さんの夢金。
マクラで大間のマグロが初競りで2億超だった、
落語家やってる場合じゃない、
今から漁師ならできそうだし、という鳳月さん。
お客は皆「いやいや、できないから」と首を横に振るw。
そんな前振りからの船頭噺。
雪の中船を漕ぐ寒さの表現がリアルでした。
鳳月さんの手、いつも綺麗だなと思うんだけど、また見つめちゃったw。