☆実験証明で判断する.>池田先生ははかつて福島で、ある漆職人の
壮年部員にこう尋ねた。
「御書に“うるし千ばいに蟹の足一つ
入れたらがごとし”とありますが、
実際もそうですか?」・・
壮年は「はい。私も乾く前の漆に触れて
かぶれた時は、指にカニ汁を付けます」と
漆とカニの関係性を説明した。
すると先生は「御書には深い裏付け
があるね」と語った。
(聖教新聞・名字の言2024年12月20日より)
創価学会の創始者は牧口常三郎先生です。
牧口先生は学者であり、人生地理学や
価値論などの名著を残されました。
その牧口先生が創価教育学会を
宗教組織にした時、最も重視されたのは
「体験」であり、実験証明と称し、
信仰の実践で得られる結果で宗教の正邪を
決めることを主張されました。
先に御書の論理があり、その解説のもとに
「本当にその効果が得られるのか」
「100人実践して何人が幸せになるのか」と
科学的に論じるべきと主張されました。
牧口先生ご自身、長く気弱な性格があられたそうです。
信仰を実践してその気弱さがなくなり、
勇気が漲っていく不思議が牧口先生の
初信の功徳だったのです。
信仰に真剣に取り組んだときどうなるのか。
幸せになるのか、不幸になるのか・・
当たるも八卦、当たらぬも八卦の空想思考ではなく、
道理という裏付けと、実証こそ、
高低浅深の要と言えるでしょう。
私は功徳の実証を山の如く得来ました。
それは実験証明に他なりません。
一方で宗教はアヘンともなり得るものです。
服用が不幸を作るのです。
悩乱、金品や健康の喪失など、
いわゆる「ばち」です。
信号機の「赤」を「進め」とする教義や、
宝くじ的「他力」な信仰、あるいは
極端な教条主義(状況や現実を無視して、
原理・原則に固執する)など、
誤った宗教は人を不幸にします。
私の祖父は道通信仰を熱心に実践し、
結核でやせ細って41歳で亡くなりました。
この道通信仰は中国地方に古くから
伝わる蛇神信仰であります。
病気を治すために必死で蛇を拝み、
何ら報われることなく死んだのです。
そもそも蛇や狐を人間の上に立てる
思考そのものが価値あるもので
あるはずはありません。
やればやるだけ時間の無駄使いであり、
不幸に対する正しい滞欧を鈍らせ、
真逆の道を歩ませるのです。
「宗教は何でも良い」では決してなく、
利益と損失をもたらす
諸刃の剣と言えるでしょう。
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