【雑記】語彙力に憧れるニンゲンなりに、語彙力について考える記事
目次
けいしき あわし
という記事です。
Y.CB
どういう?
ハッピーエンドは神様に盗まれてしまったのだろうか
これはとあるスレでたまたま見つけた自分が「今年イチ素晴らしい表現だ!」と思った言葉です。(勝手に引用してスンマセン)
なんというか、報われない終わり方をどこにぶつけるべきかというのが、神様に盗まれてしまったという表現でよりやるせなさが増すといいますか。
「こういうセンスのいいセリフを言える人は語彙力が高いんだろうなぁ」なんて思うのです。
しかしこの日本の中で毎日誰か一人はSNSで言ってそうな「語彙力」という言葉。あわし、気になります。
というかこの語彙力ってそもそも何なんスかね?今日はそんな話題。哲学じゃないです。
というワケで今回のメニューはこちら。
本日のおしながき
・語彙力が高いことは、使える言葉の絶対数ではない。
語彙力が高い人間を口先の魔術師か何かと勘違いしてないか?
・本当の語彙力とは、伝えたいことを的確に言語化する力である。
というかみんながほしいのってコレでしょ?
・言葉は使わねば使えない!
語彙力のトレーニングは、筋トレと同じ。
・個人的な語彙力の鍛え方。結局は地道が一番!
語彙力って、なに?
さてダイナゼノンのサブタイみたいな見出しから始まりましたが、そもそも語彙力って何なのか?そこから突っ込んでいこうと思います。
そもそも語彙の力なんだから、語彙の意味である「単語の総体」をより多く把握している人が「語彙が豊富」って言われ方になるのでは?
まあそうなんですケド。間違っちゃいないんですケド。
でも単語や言葉を多く知っている=語彙力が高いってホンマか?
単語をいっぱい知っていても別に会話の達人になるわけでもないし、コミュ障が治るわけではない。
どちらかというと歩く辞書。敢えて悪いイメージで話しますが「その単語、意味違うぞ」とツッコんでくるカタブツという感じがします。
昨今の「推し」と同じで、誰がいい出したのかわかりませんが「語彙力」というのは、言葉の意味合いを間違えてはいないものの、本来のイメージとは少しベクトルのズレた使われ方をしている感じがします。
間違えていないというのは事実で、語彙力とは何か?とグーグル先生に聞いてみるとこんな回答が返ってきます。
「単語や言葉を多く知ることで、使いたい場面で適切な表現を引き出して言い返したり、相手の理解度や知識にあわせてわかりやすい説明ができる能力」
この回答は、自分も「あーこれが語彙力なのか!」って納得。
となると「単語や言葉を多く知る」というのはあくまで前提。「伝えたいことを人や場面に対して的確に言語化する」というのが、本来の語彙力の正体なワケだと思うのです。
野球が上手い人の例で例えると、速いボールを投げるとか、ボールを見切る力があるとか、瞬発力があるというのが、野球の上手い人の例え。
でもこれは、そもそもの前提として基礎的な運動能力(普段の筋トレや走り込み)と正しい目標設定(目標に向かって努力ができる癖)が身についている上に成り立っている上手さ。
そのたとえと同じように、語彙力も単語や言葉を多く知っている=語彙力が高いというのは間違いではないですが、それだけでは不十分なワケです。
最初に自分が出した「今年イチ素晴らしい表現だ!」と思った言葉を読み返してもらうとわかるんですが、別に難しい単語や言葉を使っているわけではないです。
こう思うのも、単語や言葉を多く知っている=語彙力が高いが不十分である理由だと自分は思うのです。
言葉は使わねば使えない
本を読むと語彙力が高くなるってよく聞くと思います。
でもアニメやらゲームに出てくる読書好きな少年少女は、どちらかというと内気な性格で描かれがちです。
(2010年頃くらいのキャラクターイメージなので、最近は一概に言えない)
本を読むだけでは、この記事で言う語彙力は伸びないのです。これマジ?
言い換えると言葉をインプットしただけでは不十分というハナシ。
なので、本を読む=語彙力が高いは上で書いたのと同じく不十分なものであり、
本を読む=コミュ障が治り、口先の魔術師になれるというのも不十分なのです。
しかし、それでも「本を読むと語彙力が高くなる」と言われるのはなぜなのか?
自分は2つ理由が思いつきます。
ひとつは、本を読むと「読んだ感想を、ここすきポイントを誰かに伝えてぇ」と思い、感想を書く。
そこで読解力や注目すべき点を自分でまとめてアウトプットする能力が上がるからこそ語彙力が高くなる。
もうひとつは、本を読むと「自分でもこういうのを書いてみてぇ!」と思い、自分でも作品を作るようになる。
だから結果語彙力が高くなるんだと思います。
なんのこっちゃと思ったそこのアンタ。そこでこの見出しの話です。
「言葉は使わねば使えない」ワケなのです。
感想を書くにしろ、作品を作るにしろ、言葉は使われば作品にならんわけでして。
でもその言葉を使うことこそが、語彙力を鍛えるトレーニングの始まり。
そうそう、相方に教えてもらったのですが、語彙というのには2つあるらしいです。
ひとつは理解語彙…知識として知っている言葉のこと。
もう一つは使用語彙…会話やメールで使っている言葉のこと。
ここで大事なのは、語彙力が高いのは使用語彙の数が多い人の方だということ。
使用語彙を鍛えるにはどうするか、理解語彙から使用語彙に変えていくにはどうすべきなのか。
結局は使わないと、なぁんにも始まらんワケなのです。
語彙力を鍛えるというのはトレーニングみたいなもんです。
理解語彙は、いわば基礎体力をつけるトレーニング。筋肉みたいなもの。
使用語彙は、その筋肉(理解語彙)を使って野球するなり、サッカーするなり、自分の得意な種目(ジャンル)に活かしていく行為。
……みたいな感じかしら?
ともかく、言葉は使わねば使えない!
というか、みんなが語彙力鍛えて何がしたいかって「人とのコミュニケーションを円滑にしたい」とか「自分の好きを正しく伝えたい」とか「すごい小説を書いて本にしたい」からだと思うのです。
そういう語彙力とは、的確な表現を逆転裁判の如く「くらえ!」と叩きつけて「ざわ…ざわ…」させる能力。
皆が憧れる「語彙力」って結局コレ。
こういう能力は、言葉を使ってるからこそ叶うことなのであるワケなので。
良く言われる「アウトプットの重要性」もここまで言われると理解できる感じがします。
個人的な語彙力の鍛え方
さて、ここで自分の思う語彙力の鍛え方ですが、このブログの1日1記事投稿の体制がそのまま鍛え方を現わしているかと思います。
(゚Д゚)ハァ?という話だと思いますが、要するに毎日思ったことや気づいたことを記事にして書き残すこと。
これが語彙力を鍛えるトレーニングだと思うのです。
ハッキリ言ってジミ~なトレーニングですが、これが遠回りのように見えて一番近道だと思っています。
SNSに気づいたことを呟くというのもアリだと思うのですが、ブログとかnoteだと1000~2000文字ほどの記事として書けるのがいい。
文字数制限のあるSNSは書きたい内容を適切に要約する技術も鍛えられるメリットもありますが、ブログは自由に書けるんですよね。
そしてSNSほどそんなに人に見られない。だから失敗してもヘーキヘーキ。黒歴史を残したって怖くない!(←イヤ怖イワ)
要するに自由にかけるからこそ、自由に言葉を使う練習ができるというワケ。
だから自分は毎日1日投稿を4年続けられてるということか……相方、考えたな……!
というわけで今回は語彙力の話でした。
けいしき あわし
一方、記事力と語彙力はまた違う技術。その話もどこかで記事にできれば。
Y.CB
記事力って何?
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