台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

台湾基隆市在住の岡山県人のブログです。

台湾の健康診断は日本とちょっと違う

10歳の息子が真剣な顔をして学校のことで相談をしにきました。
彼の話によれば、来週健康診断があるがあまりいきたいくないようでした。
それの何が嫌なのかもっと話を聞くと、なんと医者の前でパンツを脱がなければ
ならないようです。場合によっては医者に触られることも
あるようです。

私はこの話を聞いて少し前に見た日本のニュースを思い出しました。


これは70代の男性医師が小学校の健康診断のときに男児の下半身を
見たことが不適切ではないかと大騒ぎになった事件です。

この医者は「パンツを開いて、ぱっと見ただけですけど。成熟と成長のバランスが崩れてくるのは、この時期によく出てくる。それを見るためには、二次性徴がどう出てきたかを見ていくのが非常に大事」
と抗弁していましたが、保護者は納得がいかず当該学校で緊急保護者会が開かれたようです。

最終的には本人の許可を得ずに検査したということで医者が謝ったそうです。

聞くところによれば、台湾では学校時代からずっと男性はそのような検査を受けさせられ、
徴兵のときもやはり検査されるようです。

台湾ではごく当たり前のように検査をしているようで、特にこの件で保護者や世間が騒ぎ立てることを聞いたことはありません。

これも文化の違いでしょうか?
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海外からの問い合わせは難しい
仕事や個人的な依頼を受けて、台湾から日本の企業や病院などに問い合わせや連絡をすることがあります。しかし、実際に海外から日本に問い合わせをする際には、さまざまな困難が伴います。今回は問い合わせた時にあるある事例を紹介したいと思います。

1. ホームページからの問い合わせが困難

まず電話ではなく、ホームページの問い合わせフォームを利用して連絡を取ろうとすることが一般的です。しかし、この方法にも多くの障壁があります。

あるある例:

1)海外対応を想定していないフォーム項目
必須項目に電話番号や郵便番号の入力が求められる場合がありますが、これらが国内形式に限定されており、海外の番号や郵便番号を入力できないケースが多いです。

2)送信エラー
必要事項を入力して送信ボタンを押しても、フォームが正しく送信されない場合があります。これは、多くの場合、ホームページ作成時のシステムエラーが原因と考えられますが、企業側がその問題に気づいていないことが少なくありません。

3)問い合わせ手段の未整備
そもそも問い合わせフォーム自体が用意されていないホームページもあります。このような場合、電話での問い合わせを余儀なくされます。

4)返信が遅い、または来ない
問い合わせフォームから連絡を送ったにもかかわらず、数日経っても返信がないこともあります。これでは海外からの問い合わせに応じる意思がないと誤解されてしまいます。

2. 電話での問い合わせも課題が山積み

問い合わせフォームが使えない場合、直接電話をかけることになります。しかし、この方法も決してスムーズではありません。

あるある例:
1.たらい回しの対応
ホームページに記載されている電話番号は多くの場合、代表電話です。代表電話に連絡をすると、担当部署に回されますが、その過程でたらい回しになるケースが頻繁に発生します。

2.電話の切断
担当部署に転送される途中で電話が切れることがあります。これにより、再び最初から問い合わせをやり直す必要が生じ、非常に非効率です。

こうしたことで、台湾からかける国際電話料金がどんどん上がっていきます。

3.外国人の立場を考えた場合の課題

私自身、日本人として日本の企業に問い合わせをしてもこれほど困難を感じることが多い状況です。
これが外国人であれば、言語の壁や文化的な違いも加わり、さらに高いハードルを感じることでしょう。

例えば、海外の担当者が日本語に不慣れな場合、電話でのコミュニケーションはさらに難しくなります。また、メールやフォームでの対応が遅れることで、信頼性や企業イメージにも悪影響を与えかねません。

4.改善の提案

国際化が進む現代、企業や団体の問い合わせ対応を見直すことは非常に重要です。以下の点を参考に、各企業は現在の対応を改善する必要があると思います。

1.問い合わせフォームの国際化対応
2.電話番号や郵便番号のフォーマットを海外対応に対応させる。
3.入力後の確認や送信のエラーを防ぐため、フォームの動作確認を定期的に行う。
4.問い合わせ手段の多様化。問い合わせフォームに加え、メールアドレスやチャットボットなどの選択肢を増やす。
5.迅速な返信対応。問い合わせが届いたら、遅くとも1–2営業日以内に返信する仕組みを整備する。
6.電話対応の改善。担当部署への転送をスムーズにするため、適切な案内システムを導入する。
7.英語対応可能なスタッフを配置する。

企業や団体が問い合わせ対応を見直すことで、海外からの信頼を得ることができ、結果的に国際的なビジネスチャンスの拡大やサービスの向上にもつながります。もっと海外の視点を意識したサービス改善に取り組んでみてはどうでしょうか。
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台湾人の英語学習とは?
私には小学生と高校生の息子がいて、家でも勉強を教えています。とはいえ、私自身、中国語にはまだ自信がないので、教えられる教科は限られています。しかし「英語」なら何とかなる!ということで、息子に英語を教えています。

その過程で、日本とは異なる台湾の学生たちの英語学習の様子が見えてきたので、今回はそのことについて紹介します。

1. 英語の辞書を使わない
私が学生の頃(1990年代)には、わからない単語があれば英語の辞書を引くのが当たり前でした。
辞書を使い、調べた単語には赤線を引いたり、隣の単語にも目を通したりと、時間はかかりましたが、その分単語が記憶に残りやすかったように思います。

しかし、今の台湾の学生たちはほとんど辞書を使いません。わからない単語があれば、すぐにスマホで調べるのです。

これは便利な反面、気になることもあります。スマホで簡単に単語の意味を調べられる分、その単語に対する印象が薄く、すぐに忘れてしまうのではないかと思うのです。

とはいえ、台湾だけではなく日本の学生たちも同じ状況ではないでしょうか。スマホやGoogleの存在は、時代の流れと共に英語学習方法を大きく変えてしまったようです。

2. 英語の発音がきれい
もう一つ驚いたのは、台湾の学生たちの英語の発音が非常にきれいなことです。
日本では、英語を話す時に周囲を気にして、どうしても日本語英語っぽくなってしまうことがあります。

しかし、台湾では逆です。下手な発音をすると、逆に小馬鹿にされてしまうことがあるため、子どもたちはきれいな発音を身につけようと頑張るのです。

そのため、私が息子に英語を教える時も、私の発音が馬鹿にされることがあります。時には私の発音が通じないこともあります。

日本ならネイティブのような発音をすると「気取ってる」と言われることもありますが、
台湾ではきれいな発音をするのが当たり前。発音に対する意識の違いが、台湾の学生たちの英語力に影響しているのかもしれません。

3. 単語を覚える方法が違う
私が学生の頃は、英単語を覚えるために「書く」「声に出す」を繰り返し、五感をフルに使って覚えるのが一般的でした。しかし、私の息子たちはまったく違う方法で単語を覚えています。

例えば「box」という単語を覚える時、息子たちは「b」「o」「x」と一文字ずつスペルを口にして覚えます。これには少し驚きました。

日本では発音をもとにローマ字読みをしてスペルを覚えることが多いですが、台湾ではローマ字読み自体が存在しないため、この方法が一般的なようです。(少なくとも我が家では)

さらに、息子からは「日本人はそうやってローマ字読みで覚えるから発音が悪い」と指摘されることも。

確かに発音とスペルを分けて考える台湾のやり方は理にかなっているように感じます。

結局、大切なのは英語を"使える"こと
台湾では小さい頃から英語教育が始まっており、英語を学ぶ機会が非常に多いと感じます。しかし、英語教育に力を入れている台湾でも、日本と同様に「英語が使える人」はまだ限られているようです。ネットの英語レベルランキングを見ると、台湾も日本も似たような順位に位置しています。
英語学習の方法にはそれぞれの国の文化や価値観が反映されていますが、最終的に大切なのは「英語が使えること」。私自身、台湾で息子に英語を教えながら、その本質を忘れずに取り組んでいこうと思っています。
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