来る1月20日は、オードリー・ヘップバーンの没後32周年となります。
(1929年5月4日 - 1993年1月20日)
それを記念してオードリーの作品を紹介しています。
(過去の投稿の再掲となります)
『昼下りの情事』(1957)
共演 ゲーリー・クーパー、モーリス・シュヴァリエ
撮影 ウィリアム・C・メラー ※『陽の当たる場所』
美術 アレクサンドル・トローネル
【あらすじ】
アリアーヌは、探偵である父の調査書を盗み見て、フラナガンというハンサムな男性に憧れを抱く。
彼女は、素性を隠してフラナガンに接近。
彼が愛人の夫に殺されそうになるところを助け、そのことをきっかけに憧れが本気の恋に発展
フラナガンもチャーミングなアリアーヌを忘れられなくなる・・・・
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『パリの恋人』同様にヨーロッピアンテイストでありながら、オードリーの瑞々しさに溢れるフィルムになっています。
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パリでの撮影ということもあり、ルノワール風のピクニックのシーンがあります。
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共演のゲーリー・クーパーの皺を隠すために、照明は暗いトーンで抑えられています。
(なんと、ゲーリー・クーパーは、当時オードリーの2倍の56歳!)
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この映画で注目すべきは、オードリーが手を覆っているグローブです。
チェロを弾いていたときは、素手であった彼女が、ゲーリー・クーパーに会い、
彼の女遍歴に対抗するために、背伸びをするために、白いグローブを手にはめるのです。
オードリーが、最初にホテルリッツを訪れたとき。
父の仕事上の預かりものである白貂の毛皮を羽織ったとき。
靴でゲーリー・クーパーを叩いたお詫びに、おでこに接吻をするとき。
『ティファニーで朝食を』のシガレットホルダーと並ぶ、オードリー映画ならではの小道具と言えましょう。
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この映画が、『ローマの休日』や『麗しのサブリナ』よりもスキャンダラスな展開をしているのは、
当時、フランスで5歳若いブリジット・バルドーが人気を博してきたせいもあるかもしれません。
※ブリジット・バルドーの『素直な悪女』は前年の1956年公開。
とはいえ、アメリカでは、性を仄めかすことはまだタブーだっため、
クーパーは「まだ一塁も踏めない」(まだ性的な関係を結んでいない)というセリフを後から付け足したそうです。
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ところで、オードリーがクーパーとのしばしの別れの際に、手で軽くジェスチャーをするのは、クーパーとディートリッヒの『モロッコ』を思い出させます。
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助演がルビッチの映画で知られる名優モーリス・シュヴァリエです。
彼がいなかったら、この映画から上質で柔らかい繊細さが無くなったことでしょう。
つくづくオードリーは、共演者やスタッフに恵まれています。
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また、美術にはフランスの大美術監督アレクサンドル・トローネルを起用しており、
オードリーとシュヴァリエの家や、ホテルリッツを効果的に設計しています。
(トローネルは『アパートの鍵貸します』<1960>でオフィスの天井を全部作ったことで有名)
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なお、原作の『アリアーヌ』は、1931年にエリザベート・ベルクナーがドイツ映画で演じています。
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