上級者がやっていて、でも意味が分からないわ見様見まねでも出来ないわと言うようなトレーニングってあると思うのですが、あれはどういうことかと言うと、そのレベルに達しないと出来ないんだなと言う事なんですよね。
なんてのを、今日ボクシングの練習をしていたのですが、何となくそれをやったらやりたかった通りに出来て驚きました。
そのトレーニング自体をやっていた訳ではなく、むしろその内容は初心者の頃に出来なくてそれっきりトレーニングメニューには組み込んでいなかったので、動作をひたすら反復して学習した訳ではないんですよね。
ただしかしボクシングの他の基本練習をひたすらやっていた結果と言う感じでしょうか。
多分ですが、私が目指していた体の使い方が上手くマッチしたというのもあるのかも知れないですね。
ウエイトリフティングはどうかなぁ。
そんな感動をするぐらいだからあまりそう言うのはなかったような気がします。
というか、そもそも私、クリーンはウエイトリフターではない人に教わっていますが、割と最初からちゃんとした動きで出来ていたんですよね(過去の練習動画があったのでそれを確認して見たらちゃんとできてた)。
最近はSNSなどで初心者が練習動画を投稿してたりしますが、まあ初心者だからそうなのですが、ちゃんとできていないフォームが多いです。ちゃんと識者に教わっているにも関わらず。
自分で言うのもあれですが、おそらくたまにものすごく勘が良くて出来てしまうことがあるのですが、ウエイトリフティングはそれだったのかも知れませんね。
最近、ボクシングを継続してやっていて、それなりに動きもレベルアップしていってますが、ウエイトリフティングが直接役に立つというのはやっぱり見えないですね。
でも、今剣道をやっている状態でそのパフォーマンスアップの為にクイックリフトのパーソナルトレーニングをやっている方がいますが、その方のパフォーマンスアップしたという報告を聞きながら「ああ、こうい事か」というのは何となくは見えてきています。
これがボクシングの動きでも同じことが言えてるんだろうなと言うところなのですがいくつか理由があって
1.股関節を使えていなかったのが、クイックリフトを取得する際のその流れで股関節を使えるようになった
2.「床を蹴る」が「飛ぶこと」とは違うということを体が覚えた
3.重心を下げることと2の関係性を体で感じることが出来た
4.シンプルに「体幹」が強くなった
と言う感じでしょうか。
一部でしょうけどね。
それぞれの種目を単独で練習していても習得できることですが、得手不得手によってアプローチしやすい、理解しやすい方法というのがあるのか、或いは別種目をやることによってそれら動作を客観的に捉えることが出来たのかはわかりませんが、しかし最終的には自分の種目のとある動作と共通しているなという気づきが出来たところでパフォーマンスアップに繋がったと言っても良いかも知れないですね。
私のボクシングの動きも、同じ種目内ではありますが、しかし違うトレーニングを継続することで本来のトレーニングの動きが出来るようになる、なんていうのもそんなことなんじゃないかなと思います。
そう言う意味で考えると、トレーニングはバラエティに富んだ方が良いのかも知れません。
最近フィットネス界隈ではスクワットならフリーウエイトのスクワットだけやっていればすべてが習得できるみたいなことを言っていますが、まあそれは違うのではないかとは思いますね、何となく肌でそう感じます。
まあとにかく、出来るようになるというのは面白いもんですね。