「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「太陽と寒風と」

2025年01月09日 | 季節の移ろい・出来事

                                                              

季節を忘れさせるような、朝からものすごい勢いの太陽が照っていた。がからといって外に出て見れば、とんでもない寒さに縮み上がりそう。足元に生える草を2・3本抜いただけで指先は凍りそうになる。まさに大寒を前にした1年で最も気温の下がる季節には間違いない。太陽の優しさに誤魔化されないようにしないと、すぐに風邪を引いてしまいそう。

甥っ子のあまりにも早い黄泉路への旅立ちに気持ちはどんより。どうあがいても、あがかずゆったり暮らしていても、人それぞれの持って生まれた命というものは、天知る地知る神ぞ知る。我々凡人では計り知れないところで決裁されているのだろうか。
冬枯れの空き地に生き付くススキが、寒風に晒されて枯れた穂を右に左に大きく揺らしながらも、根っこはしっかり生きている。

ススキがこのような姿を見せるこの寒さは、タマネギ・ニンニクなど根菜に肥しを与える季節である。
油粕にもう一つの肥料を混ぜたものを、一株毎に小さなひしゃくで撒いてやる。「大きくなれよ、病気に負けるなよ」と祈るような気持ちにさせられる。
ついつい思いが至るのは甥っ子の母親、つまり義姉の心境である。まさか自分の息子が親より先に逝くとは思っていなかったろうに。

今は、生きた息子の最期を辱めないように気丈に振舞ってはいる。それは私たちへの精一杯の気遣いであり、父親のいない家庭を守り抜いた母親の強さなのだろうか。都会流の一連の流れに乗って葬儀は営まれる。
週明けには連日の大きな病因判断の検査が控えていて葬儀への参列は見送ることになったが、心からの冥福を祈りたい。  合掌


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