捨てるのが苦手で、ものを隠すのが片付けだと思いこんでいた私が、50歳から3年ほどかけて家じゅうのものの見直しをしました。
整理→収納→片付け(出したものを元へ戻す)の習慣ができてしまうと、あとは思ったより簡単でした。
今より物を増やさないようにさえすれば、ほどほどに家の中が整っているようになり、探し物も不要な買い物もせずにすむ状態になりましたから。
ここまでの間に決めたのは、娘にはわが家の片付けの負担をできるだけかけないようにするということでした。
義実家や実家の処分、その前に家の中の片付けをしてきたなかで、しんどさを味わったからです。
親の家の片付けは、実家であれ義実家であれ、想像を超える難しさがありました。単に量が多いからということだけでなく、親といえども「人のもの」なので判断に迷うのです。親はもう自分ではできなくなっていたし。
その点についてわが家は、70点くらいのところまでは来ているかな? 自画自賛で採点。
でも61歳の今、もっとリアルに感じているのは、
掃除や年始の準備でイライラすることが全くなくなっているということでした。整理(なかでも捨て活)の大きな効果だと言えます。
隠す片付けをしながら年末を迎えていた頃は、「やることリスト」に追われっぱなしで焦っていました。
物が多いままなうえに、次々と買ってしまうから、まずそれらをどかさないと掃除ができませんでした。今はそこからして、スタート地点が違います。
もっと正直に言うと、「掃除しなくてもまあまあスッキリ見えている」ことに助けられています。
それほど、物が出すパワーは凄かった。物がひしめき合っている部屋より、少ない部屋にいる方がラクだというのを、50代で理解できたとも言えます。
ということで、体力や気力がまだ残っている50代60代のうちに、捨て活をすすめておくのはおすすめです。
いつか子供に負担をかけてしまうと思わなくて済むし、いざという時にもやることを一つ減らしておくことができる。
そのうえ、多少さぼっていても家の中がスッキリ見えるので、気持ちの面でもラクです。
私は関節リウマチで握力が少ないため、急ぎましたが、60代でも体力のある人ならじゅうぶん間に合います。
年が明けたらぜひ、整理収納のスケジュールをざっくりでいいので立ててみてほしいです。
私もまた生前整理アドバイザー目線で、そんな記事を書いていきたいです。後からだからこそわかった失敗や、それを回避するコツなどを入れて。
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ブログ村ハッシュタグ#50代60代からの片付け#実家の片付けと売却準備
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。
記事:今の暮らしを変えて、人生後半を身軽に楽しく生きる
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