皆さん、この言葉ご存知ですか?
「断じて行えば、鬼神も之を避く」
断固とした態度で行えば、
鬼神でさえ、その勢いに気(け)おされて避けて行く。
と言うことだそうです。
私は、これを
「ありがとう」の言葉を常に口にして、
感謝の心で生きている人のことだと思います。
「ありがとうございます」と感謝の言葉を口にする人に対して、
どんな人が、
・蔑み(さげすみ)、
・陥れ(おとしいれ)
・危害を加え
・足を引っ張る
ことができるでしょうか?
以下に1分間の短い動画ですが、
「ありがとう」の強力な威力を示す動画をご紹介します。
それでは、歴史研究家の 河合敦さんのエッセイをご紹介します。
<引用開始> 引用元
赴任先は知的障がいを持った生徒が通う養護学校で、
僕が初めて受け持った子供たちとの出来事です。
その日、子供たち10人、担当の先生3人で、小田原に遠足に行きました。
お昼になり、昼食を食べるお店を探したのですが、どこも13人の団体は入れず、
ようやくあるお店お蕎麦屋さんに入ることができました。
ところがメニューに写真がありません。
子供達は言葉が喋れなかったり、
字が読めなかったりするので、僕が一つひとつ説明していたら、
その店員さんは忙しかったんでしょうね、プイと下へ降りちゃったんです。
僕はその態度にすごく腹が立ちました。
ようやく注文が決まり、別の店員さんに頼みました。
待っている間、僕たちは畳の座敷にそのまま座らされていたので、
座布団はないかなと押し入れを開けたら、ありました。
僕はそれを出して配り始めました。
そしたら最初の店員さんが血相を変えてやってきて、「これは使わないでください!」と私からひったくり、
別の場所から持ってきた座布団を投げつけるような乱暴さで生徒たちに配り始めたのです。
さすがに僕はブチ切れて、一言、言ってやろうと口を開きかけたその時、
座布団を受け取った勇太(仮名)が「おばさん、ありがとう」と言ったんです。
そしたらほかの子供たちもみんな「ありがとう」「ありがとう」と言い始め、
言葉が出ない子は手を合わせて頭を下げたのです。
その光景を見た時、僕はもうグッときてしまいました。
すると、その店員さんは人が変わったように急に優しくなったんです。
それまで忙しくて心に余裕がなかったんでしょうね。
13年後、勇太が亡くなったことを知らせるお母さんからの手紙が来ました。
その中に、葬式に参列された方のコラムが同封されていました。
その方は、13年前に僕が書いたエッセーのことに触れた後、こう綴っていました。
『・・・勇太が発した「ありがとう」の一言で、食堂の店員も河合先生も、
その場にいた皆が、
とても和やかな気分になったという。感動した。
そうか、勇太はそんなこともしたのか、と。
そこに知的障がい者たちの素晴らしさを見た。
白木の棺の横に大書きしてあった「ありがとう」の意味もよくわかった。
お母さんが「ありがとう、なの?」と聞いたら、勇太は頷いたそうだ。
勇太は心から「ありがとう」と言える若者だったのだ」
それを読んで僕は涙が止まりませんでした。
僕の書いたエッセーがずっと彼の家族の支えになっていたんです。
彼は30年という短い生涯を終えたわけですが、
「ありがとう」という言葉は、これからも彼の家族を支えていくと思います。
<引用終了>
どんなに敵意むき出しの人であろうと、
自分に向けた「ありがとう」という言葉に
心を動かされない人はありません。
神さまは、人間の本能の中に
・ありがとうと言われると(感謝されると)、嬉しい
という仕組みを入れてくださっているからです。
感謝の心、「ありがとう」の言葉は、
自分の心も安定させ、不安を払しょくしてくれます。
安心感をもたらしてくれます。
何故なら、
その言霊の生み出す、波動空間に自分自身が包まれ、
無意識の内に
神さまと
・仲良くなった
・融合した(一体化した)
・神さまに愛されている
・宇宙が味方してくれている
そう気付くからです。
皆様が、内なる神さまに気づき、お幸せになりますように。
※画像の一部はネットからお借りしました。