ロザリオの聖母
大野集落の駐車場から、
石積みの階段を上り始め、
カフェの傍を抜けて、さらに歩を進めると、
いやぁ~、まさかこんなところで!
石段の脇にちょうど身の丈ほどの金木犀。
どうぞ、近づいて嗅いでくださいと言わんばかりに。
そう、こんな出逢いがいいんだ。
誰もいなかったから両手広げて胸いっぱい吸い込んだ。
気分よく車道を越えてさらに上っていくとマリア像が見えてきました。
ここにも石積みが続いてます。
ここですか、大野教会堂。
マリア像がないと古い民家にしか見えないね。
ここにもガイドさんがいらっしゃって、
御世話様ですねと挨拶すると、教会守なんですと。
ここは大野集落の26世帯のために出津教会堂の巡回教会として、
ド・ロ神父の設計施工で建てられたもの。
現在は7世帯ですと教えていただきました。
特徴的な石積みの壁は地元の玄武岩を積んで漆喰で固めたド・ロ神父独自の工法だとか。
そんなド・ロ壁に沿ってぐるりと回ってみます。
ここは山手側。
教会堂の中は撮影禁止だったんで外回りだけ。
窓の上部に積まれたアーチ状のレンガに教会を感じます。
石と土と木材ばかりの中に、マリア像の足元だけが花で飾られて。
ガイドさんによると、この教会堂で集まりがあるのは年に1度だけ。
「ロザリオの聖母」の記念日10月7日前後の日曜、今年は先週の6日に行われたと。
巡回教会だから、毎年、出津教会堂から神父さんが来られるそうです。
10月7日前後といえば、長崎の街中では「おくんち」で賑わってる頃。
そこから20㎞ほどのこの地で、(たぶん静かで小さな)集まりが続いてたんですね。
畏敬と不明をざわざわと感じながらも、今日も来てよかった。
近頃、プチツーの度に「来てよかった」が続いてます。
まだまだ知らないところがあるってことですね。
さて、まだ12時前。
走った距離も60㎞ほどだから全く物足りない。
北へ足を延ばし西海橋を渡って大村湾でも回ってみようかと、
教会堂から降りてきた国道を右折しようとしたら、ヘルメットに雨粒!
雨は夜からの予報だったんだけど・・・
まぁ無理することもない。ひどくならないうちに帰ります。
早めに帰れば、早めのビールが待っている。
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